何ゴト?

日々の何事かを書いていきます。

増える献体 、 納骨堂 と お墓のあり方

NHKの番組で、献体の特集が放送されていました。

愛媛大学で行われた慰霊祭で、医学部で解剖された人の遺骨が遺族に返されました。

献体とは?

医学の発展のため解剖実習などに遺体を提供すること

かつては、献体の数は少なかった。

以下のような理由で、献体の数は少なかった。

・遺体を傷つけられる抵抗感
・家族の反対
・世間体を気にする

献体が増えている

しかし、2014年には、献体の登録をしている人は約15万人、新たな献体の登録を制限するほどになっている。

年々増える献体の数

人数
1985年 52,115人
1990年 約80,000人
1995年 約100,000人
2000年 約120,000人
2010年 約140,000人
2014年 149,775人

2014年は、1985年に比べると3倍に人数が増えている

献体の流れ

献体登録の申し込み
・家族の同意が必要
↓↓↓
遺体の引き取り
・その前に葬儀も可能
↓↓↓
解剖実習
・実習に使われた後は、遺骨を遺族に返されるのが原則
 
大学の中には納骨堂を持っているところもあり、
遺骨を引き取る家族がいない場合や、献体する本人が希望する場合は納骨堂に入ることもできる

なぜ献体が増えているのか?

献体に関する意志が近年変わってきている

以前は、遺体を切り刻まれるようなことはまっとうな人間がされるべきことではないという意識が(社会)あった。 献体を決断された方がいるとするとほとんどの場合、家族が反対していたが、 生活の中での意識というものがだいぶ変わってきた。

献体が増えたことによる問題

大学の納骨堂のスペースがいっぱいになりつつある。
家族がいないという理由で納骨堂に入る遺骨が急増している。
あと数年で受け入れられなくなるところもある。

墓の問題と納骨堂

お墓を購入しても子供に負担をかけるのが嫌で、将来誰が墓守をするのかを心配する声もある。 そこで、大学に献体し、大学の納骨堂に一緒に入りたいと希望する夫婦もいました。

番組を見ての感想

献体が増える理由として、亡くなった後も社会に対して貢献できるという理由もあるとは思いますが、 おそらく、お墓の問題と納骨堂の話の方が大きいのではないでしょうか。

少子化や、孤独死が原因で、墓守に負担がかかってきている、もしくは墓守がいないという理由で、親族でお墓を持つ時代ではなくなってきているのだと思います。

献体 ―遺体を捧げる現場で何が行われているのか (tanQブックス)

献体 ―遺体を捧げる現場で何が行われているのか (tanQブックス)