何ゴト?

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「みえないばくだん」という子供向けではない絵本

先日、息子と一緒に、図書館に絵本を借りに行くと、「みえないばくだん」という絵本を見つけました。

子供向けの絵本棚に置いてあるにしては、物騒なタイトルだなと思いながら中身を見てみると、

絵は子供が描いたような親近感のある絵ですが、内容はというとかなり大人向け。

えらいひとたちがべんりになるものをつくりました。 とかいにはばしょがないからとちのあるいなかにつくりました。

原発のことですね。

とかいのひとたちは「せいかつもべんりだしものがたくさんつくれるな」とよろこびました。 いなかのひとたちは「しごとがふえておかねももらえてくらしもらくになるな」とおもいました。

原発の恩恵を受けている人もいるということですね。
ぜひ都会に作ってください、そうすればよろこばない人がもっと増えます。

あるひとがいいました「たしかにべんりになるけれど、これは『ばくだんになるもの』じゃないの?」

先駆けてこれに気づいていた人はすごいと思います。

あるときおおきなじしんとおおきなつなみがきました。 それは『ばくだんになるもの』をばくさんにするスチッチでした。

東日本大震災のことですね。

えらいひとたちは、「だいじょうぶ」といいつづけました。

「だいじょうぶ」ということで、とうとう再稼働までしてしまいました。

ばくだんのちかくにすんでいるひとたちはあぶないので、おうちにかえることができなくなってしまいました。

今も戻ることすらできない人もいますし、戻ることを諦めてしまった方々もいますよね。

だけどそのばくだんはばくはつしてからがたいへんだったのです。そのばくだんはそらからふってきてもみえません。においもしないし、いろもありません。だれもがきがつきませんでした。

これが一番こわいですね。見えないから気づかない。そして、おそらく何十年か後に、それが見えるようになった時では遅いのでしょうね。


あきらかに小さい子供が読む本ではありませんでした。

みえないばくだん

みえないばくだん