何ゴト?

日々の何事かを書いていきます。

下流老人

テレビで「下流老人」という特集をしていました。

72歳のAさん宅夫婦で、月17万円の年金生活をしている方に、インタビューしていました。 生活保護費よりも年金収入が少しばかり多いために生活保護以下の生活になっているということ。

高齢無職世帯の家計収支

平均的な生活費 約23万円
Aさん夫婦の年金収入 約17万円

Aさん夫婦の住んでいるアパートは、夏の炎天下の中、ほとんどの宅で窓が全開になっている。 エアコンをつける電気代が払えないからということ。 照明すらつけられないので、冬場の18時以降は、アパート全体が真っ暗だとか。

「お米を借りに来る人たち」

年金支給日の2日前や、前日は、Aさんのところに10人単位でお米を借りに来るという。 2日間しのげば年金が入るので、その食いつなぎで、最低限お米があれば梅干しでも食べられるということでお米を借りに来る。

単身暮らしだと生活も厳しい

2人だと暮らしていけるが、1人だと家賃が倍という計算になるので、厳しい暮らしになる。

65歳以上の単身世帯の人口推移

2000年 300万人
2005年 390万人
2010年 480万人
・・・
2015年 570万人?

病気の心配

Aさんは、70歳過ぎに大腸がんになった。
この時の治療に、抗がん剤を使用したが、費用が月40万円、年齢が70歳を過ぎていたので医療費の自己負担が1割で、4万円で済んだ。
しかし、同じ病室にいた同じく大腸がんで入院していたBさんは68歳だった。
費用は3割負担で、医療費の自己負担が12万円だった。
BさんはAさんよりもがんを早期発見できたのだが、医療費が払えず、2ヵ月で治療をやめてしまい、亡くなってしまったということだ。
高額医療制度という制度があって、医療費が返ってくるが、それすら待てないという状況だった。

  年齢 医療費の自己負担割合 金額
Aさん 70歳 1割 4万円
Bさん 68歳 3割 12万円

若い時から定収入ではなかった人も

若い時は普通の収入があった人たちでも、家族関係や、地域の助け合いが全く受けられない状態で、下流老人になる高齢者が多い。

国の責任?

普通に暮らしてきて、普通に老後の備えをしているのに、 65歳以降になったら突然、ちょっとしたキッカケで急に貧困に至るというのは、 やはり社会構造の問題以外に説明がつかないです。

解決策は?

高齢者世代が一番格差が大きいという。 そこで、同じ高齢者世代間で、資産の分配ができればよいのかもしれないという。

一部の老人がたくさんお金を持っている

日本の総人口の33%が60歳以上の高齢者だが、日本の個人金融資産1598兆円の54%の863兆円を高齢者が保有している。

下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 (朝日新書)

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