何ゴト?

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先生のブラック企業ならぬ「ブラック部活」

先生にとって、部活はブラック企業並みに大変ですよという話をテレビでしていました。

公務員の中でも離職率が高い

公務員といえば、安定した職業というイメージがあって、あまり離職しないように思えますが、
教員という職業は、公務員の中でも離職率が高いという話です。
それは、なぜなのか?

ほとんどの中学生は部活に参加している

ベネッセ教育総合研究所の調査によると、 部活の参加率は、

中学1年生 > 91.4%
中学2年生 > 89.9%

となっており、ほとんどの中学生が部活に参加しているようです。

しかし、これが先生たちにとっては悩みのタネになっているようで・・・

先生たちの困惑の声

・全くやったことのない競技の顧問にされた。
・「部活」に時間を取られて休みがない。
・授業の準備に時間をかけたいが、部活に圧迫される。
・年に8日しか休めなかった。
・家族サービスがおろそかになり、家庭が崩壊した。

などの声があがっていました。

部活は、教育課程外の活動

学習指導要領によると、「部活」は、「生徒の自主的、自発的な参加により行われる」もの。 つまり、「教育課程」外の活動になり、 さらに、部活の指導方法などについて、大学や教育実習のカリキュラムなどで一切習っていないとのこと。 部活の顧問をしなくてはいけないという法的根拠はない。

しかし、先生に着任すると、当たり前のように、部活の顧問になることを勧められてしまう。

近年では生徒の安全、トラブルなどの問題が注目され、部活動では、必ず付き添う必要があり、先生にとっては昔よりも負担が大きくなっている。

ほぼ、先生たちのボランティアで運営

先生たちは、部活で遅くまで残っていても残業とは認められないそうです。

平日の部活には一銭も支払われない

ちなみに、先生の残業が認められるのは、「災害」「行事」「実習」「職員会議」のみ。

土日の出勤の場合は、

4時間以上の勤務で、およそ3000円

最低賃金を下回っています。

部活動問題対策プロジェクト

これらの問題を解決するべく、教師である6人の有志が立ち上がって、

先生には、現在ほぼ与えられていない、

部活動の顧問を「する」「しない」の選択権

を求める署名活動を実施しました。

2016年3月3日に、およそ2万3000筆を超える署名を文部科学省に提出しました。

訴えの内容

・顧問をする意志があるかを教員に毎年確認するよう、文科省が各教育委員会に指示すること。
・文科省が導入を検討中の「部活動指導員(仮称)」を十分に確保すること。

部活動指導員とは?

教員の負担を減らすために部活動に招く外部からの指導者。
起用する学校は増えており、中学の場合、およそ3万人。
ただ、現在はほとんどが学校外のボランティアなどの協力者で、役割や責任が曖昧な状態。
土日の試合で郊外への引率もできない。
「中央教育審議会」では、こうした指導者を学校職員である「指導員」として、法令に明記し、早ければ来年度には顧問も引率も可能にする方針。

ある先生の場合

以下は、ある先生の例です。

9年間ソフトテニスの顧問をしていた。 土日の休みなしでやっていて、県外の遠征にも何回も行っていた。 一番長かったので、休みなしで90日間連続勤務していました。 休みの方が勤務時間が長い。
 
しかし、ある日この生活に疑問を持ったそうです。
それは結婚して家族を持ったことがきっかけでした。
自分の子供の世話すらままならない状況は大きな疑問となりました。

この先生の場合、平日の朝8時から夕方4時半までが通常の勤務で、それ以降に部活動等をするのですが、全て無給。

休日の場合、4時間以上の勤務で、一律4000円の手当のみ。

部活指導に必要な用具は自費で購入と、

基本自腹になります。

遠征のための交通費、テーピング、冷却剤なども自費で負担したということです。


自分が学生のころ、部活で先生から説教されたりして「いなければいいのに」と思ったこともありましたし、ジュースをおごってーっとおねだりしたこともありました。 しかし、今考えると、生徒のために自分の時間を削ったり、お金を工面したりして、がんばっていてくれてたんだなーっと、今になって感謝の気持ちが湧いてきます。