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【大阪府堺市】コンビニエンスストアで成人向け雑誌の表紙にカバー「わいせつ」と「表現の自由」の話

大阪府堺市とファミリーマートが、成人向け雑誌の表紙にカバーを行ったことに対して、賛否両論あるようです。

成人向けの雑誌を販売するためのルール

有害図書とは?

全裸や半裸など卑猥な姿が1冊の10分の1、もしくは10ページ以上

基準が曖昧

・水着を着ている写真は全裸なのか?半裸なのか?
・全裸でも卑猥なのかそうでないのか?
・人によって違うこともある。

販売をするためには、間仕切りした場所に陳列する

もしくは、ビニール包装や、ひも掛け、テープで開けられないようにして、

・一般図書から60cm以上離して陳列
・150cmより高い場所に陳列
・10cm以上仕切りを設けて陳列

大阪府堺市ではカバーをすることに

仕切りを設けても前を通ると有害図書の表紙が見えてしまうので、

大阪府堺市では雑誌にカバーをつけることになった。

カバーの内容
堺市では、女性や子どもに対する暴力のない安全なまちづくり事業<堺セーフシティ・プログラム推進事業>に取り組んでいます。ー 堺市 ー 大阪府青少年健全性条例により、18歳未満の方に対して、「この棚に陳列されている雑誌」の販売や閲覧は禁止されていますのでご了承ください。

堺市がファミリーマートと協定を締結して実現しました。

堺市長「雑誌の陳列方法に工夫を凝らしていただきまして、子どもや女児が安心して買い物できる環境作りにご支援いただきまして本当にうれしく思います。」

3月中に11店舗で実施し、最終的には市内全店舗で実施する予定です。

ファミリーマートの担当者は、表立っては、日本全国に随時拡大していきたいとは言っているが、この件については賛否両論あると懸念を抱いている。

街の意見は?

・子どもの目につくので、有害図書はオープンにしないでほしい。
・コンビニは学生も利用するのでカバーは賛成。
・本だけカバーしても意味がない。インターネットでも見れてしまうので。

「表現の自由」に対する懸念

日本雑誌協会

「日本国憲法、第21条で保障されている「表現の自由」に抵触するものではないか?
図書類への恣意的な規制強化につながるものとして大いに懸念しています。

堺市長

私たちの自主協定なので、日本雑誌協会が言うような「表現の自由」を侵すものとは考えておりません。

堺市は、あくまで民間との自主的な取り組みだと強調しました。

法的な裏付けのない行政の動きが問題

今回は堺市がある程度主導してやっているので、完全に民間主導ではない。
 
国や行政の恣意的な判断で、これは都合が悪いとか、これは都合が良いとか、理由のない感情的な判断で、表現が制約される恐れが出てくる。

雑誌の問題だけではない?

有害図書ははっきりとした定義が難しい。
コンビニで普通に買い物する時に、成人向け雑誌が目に飛び込んでくるのはいかがなものとは思うが、 ただそれを行政が法的手続きを踏まずに規制するというのは問題で、 性表現の問題にとどまらず、行政、公の規制のあり方として他の問題にも波及するのではないか。

時代と共に変化する「わいせつ」の基準

わいせつとは?

刑法175条・・・わいせつなものを売ったり公然と並べたら罰する(要約)

この「わいせつ」という部分が曖昧。

大正時代・・・「接吻(せっぷん)」という文字だけで、「わいせつ」
 
1980年代・・・文芸作品で「文字の性描写」がほぼ認められるようになる。
 
1990年代・・・写真集での「ヘアヌード」が解禁。

1991年、宮沢りえ&篠山紀信によるヌード写真集「サンタフェ」を発売。
人気絶頂のアイドルが突然裸になるというのも一昔前なら考えられないことでした。 当時、ヘアヌード写真集が実質解禁され、「わいせつの基準」が変化したことを伝えていました。  

2015年・・・「春画展」が初めて開催される。
女性の行列もできていた。

法律が変わった訳ではなく、法律を適用する基準がゆるやかになっている。

公の場所での「性的表現」は基準が厳しくなっている

昔はテレビで露出の高い放送もされていたが、今ではそのような放送は減っていたりもする。

これは、見たくない人の自由に対する意識が高まっているからです。