何ゴト?

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東京五輪のエンブレム決定、野老氏のデザインコードがおもしろい

東京オリンピックのエンブレムがとうとう決まりました。

A、B、C、D と4つあるデザインのうちから、

A案」に決定しました。

デザインに使われている「組市松紋」は、3種類の四角形が、国や文化、思想などの違いを表しています。 違いはあっても、こえてつながりあうデザインに。 「多様性と調和」のメッセージが込められています。

選考委員21人の投票で過半数を獲得し、1回で決まりました。
A案が13票、B案が1票、C案は2票、D案は5票、でした。

A案をデザインしたのは、野老 朝雄(ところ あさお)さん。

野老さんのデザインの模様


 
これは野老さんがデザインした模様。
4つのパーツでできている。
実は、どう組み合わせても模様が繋がるようにできています。
 









組み合わせ次第で様々な表情を見せます。

野老さんデザインの建築物

野老さんがデザインした模様は、様々な場所で使われています。

エンブレム選考方法の改善

今回のエンブレムの選考は一筋縄ではいかなったようです。

去年の不透明なエンブレム選考問題、盗作問題を踏まえて、
オリンピック組織委員会は新たなエンブレムを選ぶため、多彩な顔ぶれの21人による選考委員会を作りました。 そして、参画と透明性を基本として、募集・選考を進めてきました。

前回応募できたのは、有名な賞を2つ以上受賞した人だけでしたが、
多くの人が応募できるように条件を緩和しました。 その結果、前回104作品だったのが、1万4599作品に増えました。

そこから、4作品まで絞りこみましたが、それに加えて予備の4作品を選びました。
似たデザインがあった時の不測の事態に備えてのことです。
まさにその不安は的中します。

商標調査を行ったところ、上位4作品のうちの3作品、予備4作品のうちの2作品がひっかかったのです。

そこで、予備にも入っていなかった作品1点を再投票で繰り上げて、最終候補の4作品が決まりました。

さらにインターネットや投票で国民からの意見を募集しました。 そして、延べ4万人以上の声を参考に、最終審査が行われたのです。

Yahooニュースの直前のアンケート

ヤフーニュースの意識調査では、今回の正式決定とは全く真逆だったようです。

全部で、17万870の投票がありました。
1番人気だったのが、B案で、5万5112票。
2番人気だったのが、D案で、5万539票。
3番人気だったのが、C案で、3万3864票。
最低人気だったのが、A案で、3万1355票。
その差、1万3700あった。

A案は一つも良い点がなかった?

国民の意見「公式サイト3万9712件/はがき1804件 」を元に、

候補だった4つのデザインを以下の項目別で、数値化してみると、

「スポーツの力」「日本らしさ・東京らしさ」「世界の平和」「自己ベスト一生懸命」「一体感・インクルージョン」「革新性と未来志向」「復興・立ち上がる力」

A案は一つとして一番だった項目はなかったということです。
かといって、各項目の合計値が高いというわけでもないです。

合計164

 
合計215

 
合計196

 
合計227

選考過程にまだまだ問題あり?

A案のデザインは当初、上位にも予備にも残っていたものではなく、繰り上げの敗者復活で選ばれたようなものなので、 A案が選ばれたというのは、デザインは良いとしても、選考方法はいかがなものなのかという納得がいかないところがあります。

人気投票などを見ても、国民の意見から最も離れたデザインになっていると思いますし、東京で開催される以上、日本国民のためのオリンピックであると思うので、もう少し国民の意見を反映してもよかったのではないでしょうか。

今後もこういう国民行事の選考過程は議論されそうです。