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死んでからではもう遅い、デジタル遺品トラブル:ビーバップハイヒール【2016/06/30】

テレビで、デジタル遺品のトラブルを紹介していました。

(070)「デジタル遺品」が危ない (ポプラ新書 は 3-1)

(070)「デジタル遺品」が危ない (ポプラ新書 は 3-1)

デジタル遺品サスペンス

【 スマホのパスワード 】

主人に先立たれた妻、「白沼賀 華子」。

華子「(あの人のケータイ)」

死後届けられる夫へのメール。

華子「(すごい数・・・)」

本当の悲劇はここから始まった。

いったい誰から?何のために?メールの内容を確認しようとするが・・・

華子「ダメだ、パスワード聞いてなかった」

思い当たる4文字の数字を入れてみても全部ダメ。


【 携帯ショップ 】

すがる思いで、携帯ショップへ。

華子「すいません亡くなった夫の携帯なんですけど、中のデータを確認したくて」

ショップ店員「大変申し訳ないのですが、奥様であっても、それはお教えすることはできないんです」

個人情報保護のため、ケータイ会社は、基本的にはパスワード解除には応じない。

死亡した場合、「継承手続き」を行えば、故人の端末は引き継げるが、故人のデータを全て消去することが条件となる。


【デジタル遺品整理サービス】

デジタル遺品整理サービス「LxxE」では、遺族のために、故人のパソコン・スマホを開示してくれる。

調査診断、5万円〜
パスワード解除、約20万円

華子「夫のスマホ、今スグ開けてください」

社員「かしこまりました。ただ・・・パスワードの解除にあたっては、条件があるんです。『相続人全員の署名』を集めていただきたいんです」

携帯やパソコンから、ネットバンキングの口座など、新たな財産が見つかることもあるため、相続を巡って親族の間で、無用な争いが起きないように事前に了承が不可欠なのだ。

社員「確かに署名をいただきました。ちなみに何度か「自分でロック解除」を試みたりしていませんよね?」

華子「しましたけど・・・」

社員「申し訳ありません、恐らくロック解除をすることはできません」

スマホは、端末によっては、間違ったパスワードを一定回数入力すると操作できなくなる。
いくら専門業者でもそんな状態のスマホでは打つ手が無い。


【 ネットオークション 】

そんなある日、華子の元に、訴状が届いた。

訴えられたのは死んだ夫。

夫は生前ネットオークションでカメラを出品。

落札者は入金するもいつまでたっても商品が届かず運営会社に通報、ついに訴訟を起こしたのだ。

スマホに送られてきた大量のメールは、落札者からの催促のメールだった。

華子「(そうだ、パソコン!パソコンでもオークションやってるはず!)」

夫が使っていたパソコンを開くが、スマホよりもさらに複雑なパスワード設定が。 全ての数字やアルファベットを組み合わせて、入力するソフトがあるが、8桁の場合、解読できるのは1年後ということもある。

再び専門業者に持ち込み、パスワードロックは解除。

するとパソコンにも大量のメールが届いていた。

すぐに落札者に連絡し、夫が急死したことを説明。
訴訟は取り下げてもらえることになった。


【 ブログ 】

半年後のある日、

警察「警察ですが、ご主人が詐欺事件に関わっている可能性がありまして」

華子「詐欺?」

警察「ご主人のせいで、数十万円も銀行口座から引き落とされたという被害届が出ているんですよ」

華子「何かの間違いですよ!だって、夫は半年も前に亡くなってるんですよ?」

警察「原因は、『ご主人のブログ』です」

カメラ好きだった夫は、自慢の写真をブログにまとめていた。
ブログは人気で死後も消去せずに残していた。

警察「奥様、これは?」

華子「何だろう、これ?こんなの前にはありませんでした」

トップ画面に並ぶ怪しげな広告。

警察「この広告が悪徳業者のページに繋がっているのかも知れません」

これは、夫の死後アカウントが何者かに乗っ取られて、不正に貼り付けられた広告だった。

ここから詐欺サイトに誘導するようにプログラムされていて、何も知らないブログの読者がひっかかり、大きな被害になっていた。


【 FX 】

FX会社「すみません、『ビーバップブロードネット』ですが、ご主人のことで、実はご主人が1500万円の損失を出していらっしゃいまして」

華子「1500万?!どういうことですか?」

電話の相手は、FX、つまり外国為替の取引会社。
生前、夫は妻に内緒でFXの売買に投資していた。
夫の死後、相場が大きく動き、為替レートが大暴落、1500万円の損失となってしまった。

華子「だから、夫は、半年前に亡くなってるんですって・・・」

FX会社「そう言われましても、こちらには取引キャンセルの通知がきていないので、取引は続いているんです」

夫が残したスマホとパソコン、目に見えないデジタルの世界で本当の悲劇は起きていた。

遺族の人生を狂わすかもしれないデジタル遺品、くれぐれもご注意を。

夫・彼氏のデジタル遺品から見つかったら嫌なデータは?

第1位 浮気の痕跡があるメールやLINEのやりとり
第2位 妻や恋人についての愚痴が書かれた日記
第3位 出合い系サイトに登録していた痕跡

死後パソコンデータを削除してくれるソフト

僕が死んだら… | C-LIS CO., LTD.

僕が死んだら
「もしも」のことが起きたとき、あらかじめ指定したデータを削除してくれるソフト

アイコンをクリックすると、夫からのメッセージが自動的に表示。
ただこの時、同時に指定された「データ」が削除される。
メッセージを受け取る相手が秘密のデータを知ることはない・・・

死後に送れるメール

夫に先立たれた妻に、突然、死んだ夫からのメール。

死後、大切な人へメッセージを届けられるサービス。

ありがとうメッセージ
死んでからメールを送りたい相手のアドレスを登録、メッセージを作成して送っておけば、データを大切に保管してくれる。
定期的に利用者に安否確認をし、応答がなければ登録されている相手に連絡が届く。

遺影を自身で選んでおく

遺影バンク
遺影写真をあらかじめ選択し、クラウド上に保管、葬儀社と連携し写真を仕上げてくれる。

未来に送るメール

名前・アドレス・配達日を入力すれば、指定した「未来の日付」にメールを届けてくれる。

もう先が長くないと知った時、あらかじめ子どもにメールを残しておけば、死後に、大きくなった子どもに対して、誕生日のメッセージを送ることもできる。

送信されるのはその日の深夜0時。

配達日の指定は50年先まで。

感想

自分が死んだ後も、紹介したようなサービスが残っているのかが気になるのと、誤ってデータが消えたり、メールが飛んでしまったりしないかが心配ですね。

関連書籍

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