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【大阪・京都】営業許可地域を限定するダンス規制法「特定遊興飲食店営業」

2016年6月23日に、お酒を提供しダンスなどができるお店に対して、新しい法律が施行されました。

・条件付きでクラブで朝までダンスを楽しめるようになった。
→ 一定の明るさがあればクラブは、新設させる「特定遊興飲食店営業」としてオールナイト営業が可能になった。
 
・これまではダンス教室も「風俗営業」とされていましたが、規制対象から外れた。
→ 18歳未満でも習いに行けるようになった。
→ 従来は66㎡以上必要とされていた面積要件は33㎡に緩和された。

「ダンス」から「遊興」となり規制範囲は拡大

クラブのほか、規制される範囲は広がりました。

・不特定の客に「ショー、ダンス、演芸」その他の興行等を見せる行為
→キャバレー など
 
・不特定の客に「歌手がその場で歌う歌、バンドの生演奏」等を聴かせる行為
→キャバレー、ライブハウス など
 
・客にダンスをさせる場所を設けるとともに、音楽や照明の演出を行い、「不特定多数の客にダンスをさせる」行為
→クラブ、ディスコ など
 
・のど自慢大会等の「遊戯、ゲーム、競技」等に不特定の客を参加させる行為
→ダーツバー など
 
・カラオケ装置を設けるとともに、不特定の客に歌うことを勧奨し、不特定の「客の歌に合わせて照明の演出、合いの手等を行い、または不特定の客の歌を褒めはやす」行為
→スナック など
 
・バー等で「スポーツ等の映像を不特定の客に見せるとともに、客に呼び掛けて応援等に参加させる」行為
→スポーツバー など
 
・上記のほか、営業者側の積極的な働き掛けにより「不特定の客人遊び興じさせる」行為

特定遊興飲食店営業がOKな場所は限定されている

大阪では、「キタ」「ミナミ」の中心部だけ。

京都では、木屋町、祇園の一部だけ。

例えば、今でも、深夜0時以降、歌を歌って、酒を提供することは基本的にダメ。しかし、今までは、それがグレーな状態だった。
それが今回の「特定遊興飲食店営業」で、それをOKとする地域を限定したことによって、その他の地域は、取り締まりが厳しくなる可能性が出てきた。

道路一つ越えただけで営業OK?NG?

長年に渡って、クラブを営んできた店の中には今回の限定エリアから外れた店も多くあります。

そのうちの一つ、京都市内で20年以上営業を続けてきた店のオーナーは納得がいきません。

店のオーナー「今回の法改正は何もうれしくないですね、私は。 規制地域を作って、この道路から向こうは許可されるけど、こっちはできないというような法律なんですよね。 これって、本当に乱暴じゃないかなと。 」

このお店では、店の扉から音が漏れないように、100万円はする防音扉を設置したり、壁には鉛の板を入れるなど防音対策をしてきた。 その費用は数千万円にも及びます。

今回の法改正では、この店に限らず、こうした店の努力を一切考慮していないことに憤りを感じるといいます。

店のオーナー「ずっと問題なく営業を10年以上長くやっておられる店は、問題をクリアするよう努力をしていると思う、だからできている。 今まで問題のない店はひとつひとつチェックをして、許可してあげるくらいのそういう法律でないと納得しないと思う。
これは本当に拙速な法律改正です。もっと丁寧にやるべきだと思います。」