何ゴト?

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文化財防犯の救世主!?本物そっくりの「レプリカ仏像」

重要文化財が行方不明

文化庁によると、国の重要文化財の一部が所在不明になっているという。

その数、172件 / 1万524件中。

その中でも、仏像の盗難数は多い。

美術品として売りさばく市場もあるらしい。

京都府宇治市にある「地蔵院」では、1991年に3体の重要文化財が盗難にあって以来行方不明。

仏像を管理できていない?

宗教統計調査によると、現在日本にある寺院の数は、7万7254。

しかし、そのうち住職がいない「無住寺」や別の寺の僧侶が住職を兼ねる「兼務寺」は、およそ2万寺院(全体の30%)。

仏像をきちんと管理できない寺の増加もあり、大事な仏像が盗まれることもある。

盗まれた仏像は、オークションに出されることもある。

窃盗事件

警察庁によると、去年、神社仏閣における窃盗事件の数は、6000件以上。賽銭泥棒なども含めて。

そもそも、仏像などの「保存」「管理の責任」は原則として「所有者」にあるので、防犯対策なども所蔵しているそれぞれの寺にゆだねられている。

文化庁は、防犯センサーや防犯カメラなどの設置に、補助(半額負担など)をしていますが、より促進が必要だと思われる。

レプリカ仏像

そんな中、新しい防犯の技術が出てきました。

それは「レプリカ仏像」。

信仰の対象として、レプリカを置いて、その中に「魂」を移して、拝んでもらうというもの。

こちらの「愛染明王立像(あいぜんみょうおうりゅうぞう)」写真、左側が本物で、右側がレプリカ。いっけん見分けがつかないが、レプリカの方が少しテカリがあるように見える。

高校で仏像のレプリカ製作

和歌山工業高校は、授業の一貫として、5年前から県立博物館と共同で仏像製作に取り組んでいる。

この高校では、これまでに、7つの寺社にレプリカ仏像を納めてきた。

↓こちらは3Dプリンタで製作している時の様子。

製作期間は、1体3か月くらい。

もし、この作業を業者に依頼すると、数百万円はかかるという。しかし授業の一貫で作っているので寺側の負担はゼロ。

このレプリカは、実物がないと製作はできないということです。