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トランプ氏勝利の要因はポリコレ疲れ?:VOICE【2016/11/16】

日本では、ネット上で迂闊な表現をすると、「ポリコレ棒で殴られる」という表現が生まれています。

これはどういうことなのでしょうか?

ポリコレとは? = 「ポリティカル・コレクトネス(政治的に 正しい)」 の略。

政治的に正しい振る舞いや表現のこと。

人種や性別などの差別を防ぐため、アメリカで生まれた考え方です。

例えば、

・黒人のことを「ニグロ(スペイン語で『黒』)」というのを禁止して、「アフリカン・アメリカン(アフリカ系のアメリカ人)」に統一する。
・障害のある人を「ハンディキャップド(不利な条件の人)」というのをやめ、「チャレンジド(挑戦する人)」と言い換える。

トランプ氏の発言

トランプ氏がアメリカ大統領選で勝利した要因の一つには、アメリカ人の「ポリコレ疲れ」があったという。

トランプ氏の発言では、「メキシコ人は麻薬や犯罪を持ち込むレイプ犯だ」「有名人なら女は何でもやらせてくれる」というようなポリコレを無視した暴言の数々があった。

トランプ氏は、「アメリカは『ポリコレ』にうるさすぎる」と言っていて、気を使ってばかりで窮屈に生きていくのはおかしいんじゃないかと盛んにアピールしていた。

ポリコレ疲れの理由

・その1「現実と矛盾

今年(2016年)広島を訪れ核廃絶を訴えたオバマ大統領。

道徳的には正しくても、アメリカは世界で1、2を争う核保有国。綺麗ごとと受け取ったアメリカ国民が多いといいます。


・その2「上から目線の決めつけ

大統領選での、ヒラリー・クリントン氏の敗北の一つとされているのが、「トランプ支持者の半数は人種差別などを肯定する嘆かわしい人たち」と発言したこと。 上から目線の決めつけに反感が広がったといいます。

ヒラリー・クリントンは、いかにトランプが差別用語を言ったか集めたCMを作ったりしていたが、あまりその成果はなかった。


・その3「揚げ足取りの『武器』に

↓こちらは、三重県志摩市の公認キャラクター「碧志摩(あおしま)メグ」。

いわゆる萌えキャラですが、「性的描写が強すぎる」「海女をバカにしている」と一部の市民から批判され、結局、志摩市は公認を撤回しました。

本来は弱者への配慮だった「ポリコレ」が、今では揚げ足取りに使う「武器」のようになっているとして、ネット上では、「ポリコレ棒で殴られた」という表現まで広まっています。

反動というか、ある種の表現規制が行き過ぎていることに対して、逆に差別を肯定するような動きになってしまうのは問題。

沖縄の「土人」発言問題

沖縄にいた大阪府の機動隊員の「土人」「シナ人」という差別発言があったことに対して、

菅官房長官は「不適切な発言で大変残念」、翁長沖縄県知事は「言語道断で許されない」と発言した。

一方で、松井大阪府知事は、「表現が不適切だが・・・」「出張ご苦労様」と発言した。

本来、この松井知事の発言は捉え方からすると、許されないことなのにと反発がある一方で、

「よく言った」「(沖縄の基地移設)の反対派もむちゃくちゃ言っている」という人もいる。

その背景には、正しいことを言っているが、「基地問題は解決してくれるのか?」といったら、解決してくれないという不満ががあるという。


きれいごとではすぐに解決しないとことでも、理念を語った上でそこまでの道筋をみんなで考えましょうという意見もあった。