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お寺から家族へ手紙の返信、初詣でベビーカー自粛の背景:モーニングショー【2017/01/06】

ベビーカーお断りがTwitterで炎上

東京都板橋区にある乗蓮寺で、ベビーカーに対する↓こちらのような看板が立てかけられたことに対して、Twitter上で物議をかもしだしていました。

↓こちらはAさんが投稿したTwitterの内容です。

何の落ち度もない単に小さい子供を連れたママさんが初詣に来て、これを見て嫌な気持ちになると想像できないだろうか。 なら松葉杖の人も、車椅子の人も足の悪い高齢者も、視覚障害者も全部配慮しろと?

しかし、その後のやりとりで、ベビーカー自粛の背景が見えてきました。

Aさん家族から乗蓮寺に送られた手紙

初春のお慶び申し上げます。
元旦に家族でそちらに初詣に行きました。家族で行くのは本当に久しぶりだったのでとても楽しい1日となりました。 しかし、私が非常に残念かつなぜ?という気持ちになり、いまだにもやもやしていることがあり、こうして筆をとりました。 なぜ境内の入り口に「ベビーカーはご遠慮ください」の看板をたてられたのでしょうか。 もちろん、混雑における赤ちゃんと周りの人への事故防止のためですよね?でもちょっと考えてみて下さい。 たしかに混んではいますが、実質ベビーカーを排除する方法が、宗教施設として最善なのでしょうか。 ベビーカーをはじめとする配慮を要する人たちへの専用通行帯を設けるとか、たくさん動員されている警備員さんや警察の何人かを補助や誘導にあてるとか、工夫すればいくらでもベビーカーの人達も、私たちと同じように気持ち良くお参りできるのではないでしょうか。 「ご遠慮下さい」という言葉を使っても、これは「ベビーカーお断り」ですから、これをお寺がかかげれば境内はその価値観につつまれます。そこには子連れの人達への気づかいや助け合いという心は芽生えないのでは?
 
(中略)
 
社会の空気は「ある」ものではなく「作る」ものだということを念頭に、今一度あの立て看板は本当に最善の策なのか考えていただければと思います。

乗蓮寺からの返信の手紙

拝復
この度はご丁寧なお手紙ありがとうございました。
私どもの

ベビーカーご利用自粛のお願い、年末年始は境内混雑のためご入門をお断りする場合がございます。

という掲示について、ツイッター上で議論がなされていることを、本日友人から知らされましたが、小生はツイッターを致しませんので、どのように対応したものかと思案しておりましたところ、◯◯様からのお手紙を頂戴し、概要が把握できました。まず御礼申し上げますとともに、不快な思いをされたことに深くお詫び申し上げます。
 
(中略)
 
実は、私どもも2年前までは、ベビーカーをスロープのある南門から、ご指摘のように「ガードマン誘導」で優先的にお入り頂いておりました。 (車イスの方は現在も同様に対応させて頂いております)ところが、まことに残念なことですが、「ベビーカーを押してさえいれば優先的に参拝できる」という噂が広まってしまい、明らかにベビーカーを必要としない小学校中高学年と見えるようなお子さんを、門に入るところまで無理矢理ベビーカーに乗せて入ったとたんに降ろし、その子は一方通行を逆走して駆け出す、しかも、その一台のベビーカーに大人が何人も同行するという想定外の事態が続出し、長く並ばれた方との間で「割り込みだ」「ズルだ」などの口論に発展したことがございました。
 
(中略)
 
このため、当面の事故防止、トラブル回避のため、ご指摘の通り「最善の策」ではないと理解しながらも、やむなく最も混雑する大晦日から正月三が日という期間に限って、平成27年の大晦日から前記の看板の設置に至りました。
 
(中略)
 
年末年始はガードマンの確保が難しくなっている中、これ以上の人員増加は困難なのが実情です。また、境内の一方通行を取りやめることはできませんので、ベビーカー専用の通行帯を設けることも立地上不可能だと思われます。しかし、今回◯◯様から「社会の空気は『ある』ものではなく『作る』ものだ」とご指摘を頂きましたので、真摯に受け止め、警察署や警備会社とも協議しながら、看板の文言も含め、バリアフリーの観点から、皆さまに気持ちよく、安全に事故なくご参拝いただけるように努めてまいりたいと存じます。 この度は建設的なご意見有難うございました。

感想

両者の話を聞けば、どちらの言い分もわかります。ちゃんと話し合えば相手の事情もわかるのですね。

あと、Twitter など、SNS媒体を利用していない人がいて、意見を一方的に言えなくなってしまうことがあるということ再認識しました。