何ゴト?

日々の何事かを書いていきます。

困ったときの質問力!心を揺さぶる話し方:ビーバップハイヒール【2017/01/05】

質問力」というのが大事だそうです。

作家の高嶋ちほ子さん。

この方は、これまで3000人以上の各業界のプロフェッショナルをインタビューし、巧みな質問テクニックで、話しにくい挫折やコンプレックスを聞き出してきました。

人と話してるときに、どうしても会話が続かなかったり、言葉が詰まっちゃう、そのような時に力になってくれるのが「質問力」なんです。 ちょっと喋りづらいなと思う人とも円滑に話せるようになるんです。

プロ論。

プロ論。

一流理論

一流理論

この方が、質問力を紹介していました。

相手への気遣い

部下「最近、めっきり寒くなったと思いませんか?」
上司「そういえば、そうだね」
部下、上司「・・・」

このような差し障りのない「天候」の話をするも会話が続かないということがよくあります。

そんな時に、「質問力」があれば、その後に話が続きます。

部下「風邪とか大丈夫ですか?」  
上司「実はちょっと喉が痛くてね、でも大丈夫、気にしてくれてありがとう、君はどう?」

このように、会話はたった1つの質問で劇的に変化する。

「天気」という一般的な話題で終わらず、「相手の体調に関する質問」を加える、すると会話は広がり、信頼関係も深まる。

人間関係を円滑にする質問力。

相手を褒める

「初めまして!◯◯です。よろしくお願いします。さっきから気になってたんですけどその洋服素敵ですね。どこで買ったんですか?」

これは、心理学で「アロンソンの不貞の法則」と呼ばれるテクニック。

挨拶の後、間髪入れずに一点だけ褒めると効果的。特に初対面の人の心を掴むとされている。

さらに、「どこで買ったんですか?」という言葉には、「自分も欲しい」という気持ちが含まれ、相手には「服」だけでなく「相手のセンス」も褒められたと伝わる。

天秤の法則

↓ある夫婦の会話。

妻「今度の休みどこ行く?」
夫「どこでもいいよ」
妻「夜ご飯はどうする?」
夫「なんでもいいよ」
妻「なによそれ!ちゃんと考えてよ!」
夫「何怒ってんの?」
妻「もういい!なんなの!」

「どこ行く?」「どうする?」は漠然としていて選択肢が広い。 相手は考えることが負担となってしまう。

そこで質問力があれば、

妻「今度の休み『ショッピング』にする?それとも『映画』にする?」
夫「見たいのがあるから映画にしようか」
妻「夜ご飯は『イタリアン』?それとも『お寿司』?」
夫「お寿司いいね!」

これは「天秤の法則」というもの。2つの選択肢を提示することで考える負担が軽減され、どちらかを選ぶ義務が生じる。 こうするとことで、嫌な思いをすることなく、容易に答えを導くテクニック。

パーソナルアプローチ

↓娘の彼氏と初対面で二人っきりになったときの会話。

父「◯◯くんは家電メーカーに勤めていると聞いたが景気はどうかね?」
彼氏「はい、あまりよくありませんね」
父「どこも同じか」
父、彼氏「・・・」

世間一般の質問で、話が続かず、空気が固まってしまいました。

そこで質問力があれば、

父「◯◯くんは家電メーカーに勤めていると聞いたが、どういう仕事をしているんだ?」
彼氏「今は営業やっているんですが、元々は理工系の大学なんです。」
父「大学ではどんな研究を?」
彼氏「実はロボット工学をやっていて〜」

質問を一般論ではなく、その人自身に向けるのが効果的、そこから会話が広がる。 相手への興味を示す「パーソナルアプローチ」 いち早く相手の得意分野に切り込めば、話は広がる。その人のパーソナルな情報を知ることができる。

人がもっとも話やすいのは自分のこと。それを簡単に聞き出すことができるのが質問力。

キャッチ&リリースの法則

↓普段あまり話さない上司との会話。

上司「タクシー、一緒に乗っていきなさい」
部下「はい!」
上司・部下「・・・」

会話が続きません。

そこで質問力があれば、

部下「どちらにお住まいなんですか?」
上司「◯◯だけど」
部下「◯◯って、どんなところなんですか?」
上司「海も山も近い、家から花火が見えるんだよ」

これは「キャッチ&リリースの法則」。

最初は住んでいる場所など、限定的な質問相手の情報を掴む。 それを広い質問「どんな?」で解き放す。 すると相手は話の方向性が見え、しゃべりやすくなる。

このテクニックは、人見知りや無口な人に効果的です。

知ったかぶりはダメ

上司「君は歴史に興味はあるかね?」
部下「歴史ですか!?それなりに・・・(まずい!一番苦手!)」
上司「じゃあ、幕末だとどの人物が好きなんだ?」
部下「幕末・・・それはその・・・」
上司「なんだ、興味ないんじゃないか」
部下「すいません」

人と話す時、自分が興味も知識もない話題が出て困ってしまう。

そんな時絶対やってはいけないのが、「知ったかぶり」。必ずボロが出るのです。

上司「君は歴史に興味はあるかね?」
部下「実は苦手なんです。なので、ぜひ教えてください!」
上司「そうか、私が好きなのは幕末なんだけどね、あの時、高杉晋作が死んでいなかったら歴史は変わっていたと思うね・・・」
部下「どういうことですか?もう少し詳しく聞かせてもらえますか?」

一番大事なのは、自分が知識がないことを正直にさらけ出すこと。さらに「どういうことですか?」という言葉に「詳しく聞かせて」と付け足す。 そうすると、相手の自尊心をくすぐり、自分の話が面白いと思い込み、話す側は気持ちよくなり、より饒舌になる。

ただし、一方的にしゃべらせるだけでは会話にならない。

上司「あの時代に活躍したのは、みんな若い世代なんだよ」
部下「若い世代ですか?」
上司「そう!誰もが信念をもっていた」
部下「信念をもっていたんですか?」
上司「例えば、薩摩の西郷、彼はね・・・」

これは「オウム返し」のテクニック。

相手の言葉尻をただそのまま質問するだけの簡単な方法。 会話のテンポが出て話す側は気持ちよくなる。

さらにこの時、メモを取ればより効果的!話す側に、ちゃんと聞いていて興味がある話だと強く伝わる。 しかも、相手の目を見る必要もなくなり、会話が苦にならなくなる。

(オウム返しは多用すると相手をバカにしたように取られて逆効果になることがあるので注意!)

女は◯◯をほめろ、男は◯◯をほめろ

女性は「」をほめろ → 「センス自体」をほめられたと思う。
男性は「仕事道具」をほめろ → 「デキる男」とほめられたように思う。

サイレント&リピート

母「今先生から電話があったんだけど、今日学校でケンカしたの?」
息子「ただふざけただけなのに、向こうが急に怒り出したんだ!」
母「(何か隠してるわね・・・)」

人が何かをごまかそうとする時、最後に声を荒げる傾向がある。

そこで質問力があれば、

母「(息子の目を見る)じゃあ、今の話、もう一度ゆっくり話してくれる?」
息子「掃除の時、ふざけて、カバンを隠したんだよ、そしたら怒り出して・・・」

間を取り、相手を見つめた後に質問し直すのが「サイレント&リピート」というテクニック。

人は無言で見つめられると、相手に見透かされていると勝手に判断する。

ゆっくりしゃべらせることで、ボロが出て真相を知る手がかりになる。

母「ふざけてって言ったけど、それってただのイタズラ?それともその子のこと嫌いなの?」 息子「嫌いかな、いつも僕の言ったことに反対するし・・・」

話の内容を限定していく「フォーカスイン」テクニック。あいまいな部分をひとつずつ絞り込んでいくと相手の本音が明らかになっていく。

タイムシフト

母「もう起きなさい、学校遅れるわよ?」
娘「今日は行かない、おなか痛いから」
母「(う〜ん、仮病か〜)」

人は伝えたいことを先に口にする傾向がある。この場合はただ学校に行きたくないだけ。

その理由を聞き出したい時はこんな質問、

母「学校に行きたくないなら行かなくてもいいよ、でも、いつからそう思っていたの?」
娘「昨日の学校の帰り、友達が私の悪口を言っているって聞いたの」

これは「タイムシフト」というテクニック。

「なぜ」と聞くより「いつ?」と聞くことで、相手はその当時のことを思い出そうとする。 そうすることで、事態の詳細をより鮮明に聞き出すことができる。

母「ということは、直接聞いたわけじゃないのね?」
娘「うん・・・」
母「だとしたら、ただの噂かもしれないわね、それでも学校休む?」
娘「やっぱり行く!」

質問を工夫すれば秘められた本音が見えてくる。

返報性の法則

なかなかうちとけない義母との会話。

嫁「私、魚の煮付けが苦手で、どうしたらお義母さんみたいにうまくできるんですか?」
義母「そんなことで悩んでいたの?私だって嫁いできた時はそうだったもの」

これは、人生相談テクニック「返報性の法則」。

人は自分より経験の浅い相手から相談されると頼られていると思いアドバイスをしようとする。

嫁「お義母さんもそうだったんですか?よかった、同じ経験のある人が近くにいてくれて」
義母「よかったらいつでも力になるわよ、遠慮しないで」

同じ境遇にいることをアピールする「ペアリング」というテクニック。

これは互いの共通点を強調し特別な関係を築くもので、相手は心を開きやすくなる。

キラークエスチョン

夫「ただいま〜」
妻「おかえりなさい、(私の知らない香水の香り・・・ひょっとして・・・)」
 
妻「ねぇ、最近何かいいことあった?」
夫「何で?どうしてそんなこと聞くの?」
妻「(やっぱり〜)」

男性は嘘をついたり、言い訳したりする時、できるだけ作り話に筋道を通そうとする傾向がある。 「何で?」「どうして?」と聞き返すことは、そのストーリーを作るための時間稼ぎ。

もし、本当に何もなければ「特にないよ」とシンプルに答えるはず。

妻「ねぇ、ひょっとして浮気してない?」
夫「何言ってんの、するわけないだろ」
妻「そう、ごめんね疑って」

この後の、セリフでクロかシロかがわかる。

もし、シロの場合

夫「俺のこと、疑っていたのか?」と相手は不機嫌になる。

もし、クロの場合

夫「なんだ驚かすなよ!びっくりするじゃないか!」と、疑いが晴れたと思い機嫌が良くなる。


会話は全て質問から始まる。正しい質問力を身につければあなた自身も魅力的になることでしょう。

関連書籍

プロ論。

プロ論。

一流理論

一流理論