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何ゴト?

日々の何事かを書いていきます。

親子関係は認められない!亡き夫の精子を使った体外受精:ひるおび!【2017/01/12】

↓先日、離婚した夫婦の体外受精が問題になりました。

その体外受精に関して、過去にこういう裁判もありました。

亡き夫の精子を使って体外受精した場合、親子関係はあるのか?」という裁判。

以下は、2006年9月4日の判決です。

既に死亡している夫:ノリオ(仮名)さんの精子を使った体外受精で、妻:マリコ(仮名)さんが妊娠、出産、息子のカズ(仮名)さんが生まれました。

そこで、既に死亡しているノリオさんとマリコさんの息子カズさんが「法律上の親子だと認めてほしい」という訴えを起こしました。

実はこの体外受精、夫婦双方の同意を得て、ノリオさんが生きている時に行われる予定でした。

しかし、白血病を患っていたノリオさんの病状が悪化し、体外受精が実施される前に、ノリオさんが亡くなってしまいました。

また、夫のノリオさんは、生前、妻のマリコさんや親族に、

自分が死んでもマリコさんが再婚しないのであれば、保存している精子を使って自分の子どもを産んでほしい

と話していました。

さて、最高裁は、既に亡くなっている夫ノリオさんの精子を使った体外受精で生まれたカズさんとノリオさんを「法律上の親子」だと認めたのか?認めなかったのか?

結果は、認めなかったです。

松山地裁「法律上の親子と『認めない』」。

↓↓↓ マリコさん側が控訴

高松高裁「法律上の親子と『認める』。

子と夫の間に血縁上の親子関係が存在することに加え、夫の同意があれば亡き夫と子の間に、法律上の親子関係が認められる

↓↓↓ 国が上告

最高裁「高裁の判決を破棄。法律上の親子と『認めない』」。

・親子関係に関して、定めた民法は体外受精等の医療が存在しない時代に制定されたものであり条文を読み解けば、死後生殖で生まれた子と亡き夫との親子関係を想定していないことは明らかである。
・死後生殖による親子関係は生命倫理/子の福祉/親子関係や親族関係を形成する関係者の意識/社会一般の考え方等、多角的な観点から検討したうえで制定された法律によって解決される問題である。
法律がない以上、死後生殖で生まれた子と亡き夫に法律上の親子関係は認められない

法律がないので裁判所としてはどうすることもできない、「法律を早く作ってください」と、国会に法律の制定を促す結果となりました。


このケースに関しては、親子関係を認めて欲しいなと思いました。