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何ゴト?

日々の何事かを書いていきます。

「PPAP」がピコ太郎とは全く関係ない人に商標出願される:とくダネ!【2017/01/26】

PPAP」や「ペンパイナッポーアッポーペン」などが、ピコ太郎とは全く関係ない人に商標出願されたという話です。

商標出願したのは、弁理士資格試験ゼミナールの講師、上田育弘 氏(53)。

「PPAP」以外にも、

じぇじぇ」「北陸新幹線」「民進党」「LOVELIVE」「終活」「STAP細胞はあります」「ゲス不倫

なども商標出願しています。

新聞で出願できそうなワードを探して、ほぼ毎日、1日に50件は出願しているそうです。その数は年間で1万件以上だといいます。

【Q.一人で多くの商標出願をすることに問題はないのでしょうか?】

弁護士さんの話によると、

原則「早いもの勝ち」、ただし、他者の商品やサービスとして広く認識されている場合は認められない。

ということでした。

↓「PPAP」の商標出願に至るまでの一連の流れは以下の通り、

去年 (2016年)
8月25日、ピコ太郎が「PPAP」をYoutubeで公開。
9月28日、ジャスティン・ビーバーがツイッターで「PPAP」を絶賛。
9月29日、多くの情報番組で「PPAP」を放送。
10月5日、上田氏が「PPAP」を商標出願。
10月14日、エイベックスが「PPAP」を商標出願。

↑「PPAP」が広く知られていたが、エイベックス側が商標出願したのは上田氏より後だったというところを、特許庁がどう判断するのかがポイント。

商標登録する場合、手数料として1件あたり1万2000円〜が必要となるが、半年間におよぶ審査の段階では出願手数料を支払う必要はない

また、出願手数料を支払わず却下されたとしても、同じ言葉を何度も繰り返して出願することができます。そして、それを繰り返している間はその言葉を「仮押さえ」しているような状態です。

なので、同じ言葉を出願したいというところが現れても、先に仮押さえをされているから出願を辞退するというケースもあります。

この半年間の猶予を使って、上田氏は企業への「商標の売り込み」などを行っているといいます。

↓上田 氏 の話によると、

日本の知的財産の制度の大きな欠陥は、ライセンス制度が活発にされていないこと、これからライセンス制度を活発にするためにはどんな制度設計がいいのかというのを社会に訴えていきたいと思います

ということでした。

制度の欠陥を問題視しているという上田氏だが、いわばその制度の問題点を逆手にとっている感じです。一方巻き込まれた方はたまったものではありません。

去年(2016年)、群馬県太田市が、図書館と美術館の複合施設をオープンする準備を進めていた。

当初、太田市は「おおたBITO」とという名称を予定。オリンピック問題で有名になった佐野研二郎 氏にロゴも発注していた。

ところが、太田市より先に上田 氏が「BITO」の商標登録を出願していた。

上田氏は太田市に対し、権利の譲渡を申し入れ、これに対し太田市はその申し入れを拒絶し、BITOの使用を断念し別の名前で、今年(2017年)1月施設をオープンさせた。

そして、今回そのターゲットとなったが「ピコ太郎」。

↓この件ついてのピコ太郎 氏のコメント。

それに関してはちょっと僕よく分からないんですけど、世の中いろんなことがあると思うので、いろんなことといろんなことを『うん!』ってやって、PPAPでいいと思います。

弁護士さんの話によると、

商標出願される前に広く知られていたという、「先使用権」というのがあって、 「PPAP」を歌えなくなる、CDを販売できなくなる という可能性は低い。 しかし、もしかしたら物販等に影響がでるかもしれません。

ということでした。