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何ゴト?

日々の何事かを書いていきます。

貸衣装屋のDMが届かず売り上げが10分の1で経営危機に!?:VOICE【2017/02/13】

成人式で女性が身に着ける着物のお話です。

成人式というと終わったばかりですが、来年の振り袖の予約というのは今の時期が書き入れ時ということです。1年前から準備するということに驚きです。

1年先のものを今予約するということで、貸衣装店はこぞって今「予約会」を行っています。

ところが、大阪の堺市にある貸衣裳店が準備万端の上、予約会でお客さんが来るのを待っていたのですが、待てど暮らせどお客さんが来ない!

それにはある理由がありました。


先月(2017年1月)、全国各地で行われた成人式、約123万人が誓いも新たに大人の仲間入りをしました。

人生で一度きりしかない晴れ舞台、皆さん色とりどりの振り袖姿で、なんとも華やかです。

その成人式が終わって1ヶ月後くらいが一番書き入れ時だという貸衣装店の業界。

堺市にあるこちらの貸衣装屋「サカキバラ」は、さぞかし賑わっているかと思いきや、なぜかお客の姿はありません。

榊原 社長「相当準備はしていたんですけど、構えていたんですけど、ふたを開けてみると全然お客がいらっしゃらないという感じだったので。」

貸衣装屋「サカキバラ」の榊原社長は、長年、堺市の新成人の晴れの日を支えてきました。

今年は創業60周年。キャンペーンも準備していました。30万円以上する振り袖も含めて、全て一律10万円!

出血大サービスでお客さんを待ち構えていましたが、この日はわずかに3組だけ。

例年は1日10組は来店していたのですが・・・、こうなったのにはある理由があると社長は言います。

榊原 社長「宅配業者から連絡があって、『ダイレクトメールがまだ手元にあります』ということで」

なんと配送業者に頼んだダイレクトメールが、送られていなかったのです!

サカキバラでは、1月15日 〜 30日まで振り袖の予約会を予定していて、堺市・高石市・泉大津市などの南大阪エリアにダイレクトメール約3000通を送る予定でした。しかし、一通も届いていなかったのです。

榊原 社長「3000部ありますので、それがそのまま放置されていたということに。どういうことなのか、会社全体を疑うような」

社長によると、去年(2016年)の12月29日に業者に依頼。

予約会前の2017年1月10日前後に配送を予定していました。しかし、あろうことか予約会が始まっている23日になって業者から『発送してない』という連絡があったのです。

今年は勝負をかけていただけに、榊原社長のダメージも計り知れません。

榊原 社長「安くても、売り上げは1000万円は行くだろうという感覚だったんですけど、今年は100万円ちょっとくらいですかね」

売り上げは去年の10分の1。なぜこんなことになったのでしょうか。

憤懣やるかたない榊原社長は、配送業者に電話をかけて問いただすことに!

榊原 社長「去年から話をお願いしていたんですけど」
配送業者「1月度分というのが正月明けで人員も少ないというのがあった」

社長の問いに対して配送業者は『正月明けで人手が足りずダイレクトメールの仕分け作業が遅れた』と非を認めました。

榊原 社長「うちの案内状は『1月15日』と大きく入ってますよね」
配送業者「そうなんですよ〜」
榊原 社長「遅れるんやったら遅れるで、事前に連絡も何もないし、それが23日になってやっと連絡があった状況で」
配送業者「僕も冊子(ダイレクトメール)を見て初めて『もう予約会始まっているやないか』というような話やったんでね、このままでの発送はもちろんできるわけがないからということで」
榊原 社長「今月からとんでもない資金繰りになってしまって」
配送業者「社長のおっしゃっている理由は重々承知していますので」
榊原 社長「これは全く補償とかは何もお考えならないのですか?」
配送業者「本当に申し訳ないですけど、冊子(ダイレクトメール)自体は出荷もしていない状態なので、その分は実損害という形で賠償はさせていただくんですけど、実で見えていない部分というのは正直難しいです」

業者は、発送されなかった紙代や印刷代は補償できるが、得られるはずだった売り上げまでは補償できないといいます。

民事上のトラブルに詳しい弁護士によると、

売り上げが落ち込んだということ、しかもそれがダイレクトメールが届かないことによって落ち込んだということまで証明しないといけないとなると、非常にハードルが高いので、結構、立証は苦労することがあるかもしれません。

ということでした。

八方塞がりの 榊原社長、このまま補償がなければ社員の給料すら支払えない事態に陥ってしまうといいます。

榊原 社長「婚礼とか成人式とか一生に一度のことをやっていて、『ミスしなくて当たり前』みたいな仕事をしていたので、びっくりですよね。うちは小さな会社ですので、本当に大変です」

配送業者のミスで、未曾有の経営危機を迎えた貸衣装店、榊原社長は今後、配送業者に対して訴訟を起こす予定だということです。