絵本を読んでいて、ふと疑問に思ったことがあります。
それが↓こちら。「ノンタンのたんじょうび 」という絵本。

- 作者: キヨノサチコ
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1980/12/17
- メディア: 単行本
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ある日、主人公のノンタンが周りの友達と遊ぼうとするけど、なぜか誰もかまってくれず付き合いが悪い、さらには自分にだけ何か隠している友達ら。
そんな状況にノンタンはひどく落ち込みます。しかし、実はその日はノンタンの誕生日で、それを祝うために、友達が内緒にしていたという話のオチでした。
最後には、お祝いをしてもらって喜ぶノンタンでした。
この手の話は、他の幼児向け絵本やテレビドラマなどでも聞きますが、なんとなく腑に落ちません。
数式で例えるなら、
誕生日のお祝い(+1)ー 落ち込み度(−1) = うれしい度(+2)
一見すると、単純に誕生日のお祝いだけするよりも、一度落胆させた方がその差分だけ喜びが増すのを狙っているようにも見えます。
しかし、自分には、
誕生日のお祝い(+1) + 落ち込み度(−1) = うれしい度(ゼロ)
↑このように、実際には、喜びと悲しみでが合わさって、プラマイゼロになっているんじゃないかと思うのです。
下手をすると、マイナスの悲しみの部分だけが残るかもしれません。
どうころがっても、「結果良ければ全て良し」ということでしょうか。
サプライズをする時は、当人にはわからないように、普段と変わらず自然な流れを保った方がいいですね。
誕生日のお祝い(+1)+ 自然な流れ(ゼロ) = うれしい度(+1)
といった感じのように。