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うつを描くマンガ「うつヌケ」が大ヒット:NEWS WATCH 9【2014/04/20】

発行部数18万部の大ヒットとなっているマンガ「うつヌケ」。

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち

「うつ病」をトンネルにたとえていて、そのトンネルをヌケた人々の実体験を描いている。

マンガは主人公の衝撃的な告白から始まります。

「毎日毎日続く原因不明のつらさ」「絶え間なくつきまとう原因不明の『恐怖と不安』」「僕が50歳をむかえる日に自殺してあげる」

主人公のモデルは、作者の田中圭一さん。10年間うつ病に苦しんできました。

漫画家とサラリーマンという二足のわらじを履いてきた田中さん。

会社を変え慣れない仕事を始めたことをキッカケにうつ病と診断されました。

田中さん「本当に体がだるっくてつらくて、日々が楽しくない、実際体も重い感じがして、体が悲鳴をあげているのを感じてたので、自分の体に対して『50歳の誕生日に死んであげるから』『楽にしてあげるからその日まで持ちこたえてくれよ』という気持ちで自分に言い聞かせていた」

そんな田中さんのうつヌケ体験。キッカケはコンビニで偶然手にした一冊の本でした。

うつ病の症状がこれ以上無理をしてはいけない「非常ベル」だと気づいた田中さん。現状の自分を肯定し追い詰めないよう意識的に取り組むことで、少しずつ自分を取り戻すことができたといいます。

レット・イット・ゴー~ありのままで~(日本語歌)

レット・イット・ゴー~ありのままで~(日本語歌)

かつて自分が一冊の本に救われたように自分の作品で誰かを救いたいとうつヌケを書き上げたのです。

田中さん「一冊の本に救われた恩をその方に返すのではなく、他の人に恩を返すというか贈るというか、この思想が最初に本を描きたいと思った時の背骨になった」

読者の声

・自分もようやくトンネルから光が見えてきたところだから共感もできる部分もあるし、これから先の付き合い方の参考にもなった。
・私が言葉にできなかったことはそれだと腑に落ちた。ちょっと息がしやすくなったかもしれない。

原稿料の不足

大ヒットとなったこの本は実は、企画倒れになる寸前でした。

田中さんのアシスタントや取材をする経費をまかなうだけの原稿料は出せないと出版社に告げられたのです。

不足した原稿料を賄うため、出版社の電子雑誌への掲載に加え、別のウェブサイトでも1話ずつ販売することにしました。

原稿料を2社からもらうという異例の方法で連載にこぎつけることができたのです。

実体験

こうして世に出たうつヌケ。田中さんに加え著名人から一般の人まで18人の実体験が描かれています。

ロックミュージシャンの大槻ケンヂさんも登場、模型作りや空手に取り組み、少しずつ前向きになったといいます。

本の主人公「うつヌケの要点は、いかに「健康的なナルシシズム」を取り戻すかだと思います。自己愛は悪いことじゃないんです。自分を好きになればいい。ただそれだけです。」

田中さん「みんなそれぞれ違うケースで違う状況で違う抜け方でっていう、だからやっぱり簡単にはくくれない病気なんだなという、必ずなんとかなるとは保障できないが、苦しんでいる人が抜けるヒントもきっとあると思うし、それを手にと取って抜けられる人がたくさん出てくれると非常にありがたい。」

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち


(健康的なナルシシズム、自分を好きになればいい、これですね。)