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知れば世界がわかる!世界のことわざ:ビーバップハイヒール【2017/08/03】

ことわざといえば、日本独特の文化だと思われがちですが、世界中にもさまざまなことわざがあるそうです。

外国のことわざ (ことわざの学校)

外国のことわざ (ことわざの学校)


逃げるは恥だが役に立つ

ハンガリーのことわざ(Szegyen a futas,de hasznos)で、【逃げるのは恥ずかしくても生き抜く事が大切】。

→ ハンガリーは古くからモンゴルやオスマン帝国の侵入や、オーストリアの支配下に入るなど、常に列強と呼ばれる大国に領土を取り込まれ、その都度後退を余儀なくされた歴史がある。
しかし、それでもハンガリーの人たちは生き抜いた。歴史の中で虐げられ続けたハンガリーだからこそ生まれたことわざ。

キーキー音を立てる車輪は油を差してもらえる

アメリカのことわざ(The squeaky wheel gets the oil)で、【黙っていては注目されない】。

→ 意見や主張をはっきりしなければ、何を求めているか理解してもらえない、自己主張を大切する国民性のことわざ。

日本の対照的なことわざでいうと、「出る杭は打たれる」【目立つと恨みや妬みを買い、邪魔をされる】。

星は天の目だ

ハワイのことわざで、【誰が見ているかわからないから悪い事はできない】

→ ハワイは一年のうち300日が晴れ、湿度が低く乾燥しているため、世界中で最も星が綺麗に見える場所ともいわれる。
さらに赤道付近にあるため、北半球・南半球の天体を観測可能。日本をはじめ世界中の国がハワイに天文台や観測所を設けている。

泣きながらからしを食べる

韓国のことわざで、【イヤイヤ何かをする】。

→ 意外にも韓国では鼻にくるからさが苦手な人も多い。

一粒一粒食べて鶏は胃を満たす

ポルトガルのことわざで、【慌てて事を運ぶより完成へ向けてコツコツ努力せよ】。

→ ポルトガルは8世紀頃から400年余りイスラム勢力の支配下を受けた。 しかし、その間ポルトガル人は何もしなかったわけではなく、レコンキスタ(国土回復運動)で徐々に国土を奪還。 12世紀に全ての国土を奪還し、ポルトガル王国を建国。15世紀の大航海時代には7つの海を制したといわれるほどの反映を極めた。 小さな努力の積み重ねで、後の繁栄をもたらした。
ちなみに鶏はポルトガルの国鳥でもある。

二頭の象が争うと迷惑をするのは草

ケニアのことわざで、【強い者同士が争うと犠牲になるのは力の弱い者】。

→19世紀アフリカの多くの国はヨーロッパの植民地支配を受けた。ケニアにはイギリスとドイツが進出し、勢力争いの末、イギリスが統治する。 ケニアを植民地にするにあたり、それまでの土地区分や民族構成を無視し、国境を設定。その結果、同じ民族が分断され、現在のアフリカにおける民族紛争に繋がっている。 植民地政策に翻弄されたアフリカの悲しい歴史が生んだことわざ。

どの雲にも銀の裏地がある

イギリスのことわざ (Every cloud has a silver lining) で、

どんな暗雲でも反対側では太陽の光で銀色に輝く、を引用していて、【どんな不幸にもよい面がある】。

→ イギリスでは1年の半分近くが曇りや雨。そんなイギリスならではの気候が生んだことわざ。

丸屋根にクルミを乗せる

イランのことわざで、【努力しても無理なこと】

→ 丸屋根とはイスラム教の礼拝堂モスクの屋根のこと、屋根は丸くこの上にクルミを乗せる手間は徒労に等しい。 中東の人々は歴史教育に熱心。子どもの頃からコーランや古典の詩を暗記させる文化がある。 コーランを暗記した子どもは神童と讃えられ、いくらやってもできない子は「丸屋根にクルミを乗せるようなものだ」といわれる。 イスラム教では、何ごとも全て「神の思し召し」という考えがある。人は生まれながらにしてそれぞれの性質が決まっていてそれはまず変わらない。 いくら努力してもできないのは「神の思し召し」。こんな宗教観から生まれたことわざ。

ソウルに行ってキムさんを探す

韓国のことわざで、【いい加減な情報で探すのは無理】

→ 日本人の姓が約300,000に対して、韓国人の姓は約300しかない。
中でも「金(キム)」さんは最も多く5人に1人の割合でいる。

1位 金(キム)21%、2位 李(イ)14%、3位 朴(パク)8%

金なくしてスイス兵なし

フランスのことわざで、【報酬がなければ働かない、タダでは何もできない】

→ スイス人は古くから各国の傭兵として軍隊に参加していた。16世紀スイス人傭兵を擁するフランスがイタリアの支配を巡ってドイツと戦争したが敗北。 その敗因は、スイス人傭兵への給料未払いで撤退してしまったこと。そんな故事に由来することわざ。

日本のことわざでいうと「地獄の沙汰も金次第」。

禿頭から髪の毛は抜けない

ドイツのことわざで、【何かをしようにも資金や力がないとできない】

→ ドイツは、チェコ、スペインに続き第3位のハゲ、薄毛の人が多い国。

日本のことわざでいうと「無い袖は振れない」。

ゾウにまたがりバッタを捕る

タイのことわざで、【物事が思うようにいかず、もどかしいさま】

日本のことわざでいうと「二階から目薬」。

→ タイの屋台ではバッタなどの昆虫食も一般的、生活に溶け込んでいる。

海は一杯なのに雨が降り注ぐ

コートジボワールのことわざで、【金持ちの所にばかり金が集まる】

大きな屋根を持つ者ほど積もる雪も多い

イランのことわざで、【富が多ければその分、気苦労、悩みも多い】

→ 富が原因で骨肉の争いをえんじるのも珍しくない

酒屋で水を飲んでも世間は酒と見る

インドのことわざで、【誤解される行動はとらない方がいい】

牛乳で火傷した者はヨーグルトを吹く

アフガニスタンのことわざで、【一度ひどい目にあうと二度目からは必要以上に用心する】

→ 湧かした牛乳を飲んで舌を火傷した者が、これに凝りて冷たいヨーグルトも吹いて冷まそうとする。

二頭のヒョウが同じ森を歩く事は無い

コンゴのことわざで、【同じ場所で2人の権力者は共存できない】

→ ヒョウは単独行動をとり、縄張りの中にオスは1匹で、他のオスは入ってこない。個性の強い者同士は共存不可能だということを例えている。

カラスはカラスの目を突かない

フランスやロシアのことわざで、【利害が同じ者は互いに裏切ったり相手を攻撃しない】

→ カラスは他の動物を狙って攻撃する時は、目を狙う。しかしカラス同士では目を突き合うことはしない。

恋と戦争はなんでもあり

アメリカのことわざで、【恋と戦争に関しては何も制限するものはない】

濡れた者は雨を恐れない

ポーランドのことわざで、【辛い事や苦しい事も一度経験すれば強くなり、同じような目にあっても動じなくなる】

守銭奴と豚は死んで初めて役に立つ

ドイツやフランスのことわざで、【強欲な者は死ぬまでどうしようもなく、とても付き合いきれない】

→ 馬や牛なら農耕などで役にやつが、豚は生きているうちは何の役にも立たない、守銭奴も同じで、死後、財産が関係者に渡り活用される。

マダムが美しいところほど勘定は汚い

イギリスのことわざ。

良いリンゴは糞の上に落ちる

ナイジェリアのことわざで、【いい人ほど早死にしたり不幸に見舞われる】

もらった馬の口は覗くな

フランスやスペインのことわざで、【贈り物は値踏みしてはいけない】

→ 馬の年齢は奥歯の擦り減り具合で見極めていた。

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