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やまのて線とやまて線はどちらが正しい?:この差って何ですか?【2017/08/08】

「山手線」という字を「やまのて線」と呼ぶ時と「やまて線」と呼ぶ時があります。

この2つはどう違うのでしょうか?

まず、正式名称は「やまのて線」です。

現在(2017年)走っている電車を見ても「Yamanote Line」と書いてあります。

ホームの案内板にも同じように書かれています。

一方、「やまて線」という呼び方は、旧国鉄の「業界用語」でした。

この業界用語が広まったのはある間違いが原因でした。

終戦直後の昭和20年にマッカーサー率いるGHQが日本に進駐してきた。 終戦後外国人が増えてきた。しかし、外国の人は漢字が読めない。 そこで、街にある「電車の行き先」「駅名の看板」「案内表示」「標識」などに対して、ローマ字表記もしなさいという指示が出された。

このローマ字表記をする時に、「やまのて線」の電車に、略称の「YAMATE」と間違えて表記してしまった。

そして、その間違えた表記を一般の人が見て、「やまて線」と勘違いして広まった。

当時の国鉄の人たちは間違いに気づかなかったのでしょうか?

自分たちが使っている呼び方(業界用語)が正式な名称ではないこともたぶん気づいていなかった。

という話です。

間違って「YAMATE」と表記してから26年後、1971年(昭和46年)に「YAMANOTE」に変更。

しかし、既に世の中では「やまて線」が根付いていたため、

1975年(昭和50年)開業のヨドバシカメラのその頃のCMでは、

♪「まあるい緑のやまて線」と歌われていた。

しかし、1993年(平成5年)からは、

♪「ま〜るい緑の山の手線」と歌われるようになった。

人々の間で「やまのてせん」が次第に定着してきたため、歌詞も正式名称の「山の手線」に変更されたのです。

しかし、実に15年もの間、間違った名称がCMで流れていたのです。