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「きみ」という言葉は冷たい言葉?:ビビット【2017/08/10】

「きみ」って良い言葉なの?という話がありました。

子供がいるので、正しいのか知りたいです。きみって言われると、イラッとする。でも、しまじろうは「きみもやってみてね」っていう。みんなもって言った方がいいと思う。どおなのでしょうか?

「しまじろう」を制作しているベネッセコーポレーションによると、

「みんな」という言葉は、1 対 大勢 を相手にしたときに使う「呼びかけの言葉」でして、お家でテレビを見ているお子さん一人一人に対して親しみを込めて「君は?」という風に呼びかけています。

とのこと。

しかし、例えば、

会社の上司から、「君!書類はいつ出来る!?」と言われると、なんとなく冷たく感じてしまうこともあります。

そこで「きみ」という言葉の本当の意味を、東進ハイスクールの現代文・古文の板野博行先生が説明していました。

「きみ」とか「くん」とか言う言葉が、どうも冷たく聞こえるというのに対して、実は「きみ」「くん」と言うのは、平安時代に有名な源氏物語というのがある。 その中の主人公「源氏」に対しては「源氏の君(きみ)」と呼んだりする。これは相手に対して相当敬意があったわけです。 今でも国会とかで、「総理大臣安倍晋三くん」という言い方をして、総理大臣に対して「くん」付けするわけですから、これがもし敬意が無かったら大変なことになりますね。 「きみ」とか「くん」というのは歴史上見てみても「敬意の高い言葉」。 ちなみに、「お前」や「貴様」という言葉も、「お前様」とか言う言葉があるとしたら、これは江戸時代女性が旦那さんの事を敬意を表して言っていたんです。 ところが今は「様」を取ってしまって「お前な」とか、もっと崩れてきて「おめぇな」と言ったら喧嘩腰間違いない。 「貴様」という言葉を今みんなが聞いたらどう思いますか?明らかに漢字から見ても「貴い」「様」ですから相手の事をものすごく持ち上げているわけです。 でも、今もし指差して「貴様な」って言ったら、明らかに「喧嘩しようね」って感じですよね。 ですから、日本語というのは一人称二人称含めて、使っているうちにどんどん「手垢」がついてきて、どうも敬意が下がってしまう、そういう傾向がある。 「きみ」とか「くん」という言葉は、元々丁寧な言葉であり、相手に対して敬意を払っていて、全然「冷たい言葉」ではないんですが、どうもみんなが「きみ」とか「くん」付けされると、「なんか馬鹿にされているんじゃないかな」と思ってしまう。

ということでした。


親しい人に改めて丁寧な言葉遣いをされると冷たいように感じるし、そんなに親しくない人にフランクに話しかけられるとそれはそれでイラッとすることもあるだろうし、日本語って難しい。

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