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経済学で考える 人生は運か努力か?:オイコノミア【2017/09/06】

人生は運なのか?努力なのか?という話をしていました。

内的要因と外的要因

内的要因(努力や才能)
→自分の内側から出てきたこと。

外的要因(運や偶然)
→自分の力ではどうにもできないこと。

ハロー効果

外的要因の中には、

特定の人の評価がすごく大きな影響を与えたりする

ということも含まれる。

これを経済学や心理学では「ハロー効果」と呼ぶ。

ハロー効果とは?
あるわかりやすい特徴にのみ引きずられ評価がゆがめられること。

例えば、

・ジャスティンビーバーがピコ太郎を絶賛しTweetする。
・食べログでお店の★の数が多く評価が高い。

など。

ある実験では、A〜Dの4枚の写真を見せて、「1枚100円で購入するならどの写真を選ぶか?」を何人かに聞きました。

そして、選んだアルファベットの箱に、ボールを入れるようにします。

すると、中身が見えなくしていた箱と、中身が見える透明な箱に投票させるとで、違いが出ました。

実はこれ、透明な箱は中身が見えることによって、前に投票した他人の評価が自分の投票に大きく影響したのだという。

「成功は努力次第」にある落とし穴

もしも、みんなが「成功は努力次第」「運は関係ない」と考えてしまうと、社会全体にとってマズイことが起きてしまう。

これは逆なのでは?と思ってしまいますよね?例えば「運だけで勝っていく」と考えると、誰も勉強しなくなってしまうというように。

既に成功した人が「成功は努力の結果」と考えてしまうと、生活が苦しい人を見ると、その人「努力が足りないから所得が低いんだ!」と考えてしまう。

自分が努力したから稼いだと、成功した人が思うと、税金がとしてたくさん支払うのは納得がいかないと考えてしまい、社会全体の税収が減ってしまう。

そうすると、所得再分配で貧しい人が助けることができなくなるだけでなく、道路や学校などを作ることができず社会が貧しくなってしまう。

運か努力かで寄付額が変わる

運に感謝する人は、税金を払ったり、寄付するようになるそうです。

24人である実験をしました。

・最近起きた良いできごとを聞く、それを内的要因か外的要因に分ける。
・その後、10万円もらったらいくら寄付するか聞いてみる。

すると結果は、最近起きた良いできごとを運のおかげ(外的要因)と考えた人たちの方が寄付額が多い、つまり利他的、他人のことを思いやるようになったと考えられる。

運が良かったことを自覚すると人は利他的になって、寄付したり税金を支払うようになり、富の再分配につながる。

世の中は「運」だと考えるのもマズイ

まだ成功していない人が「世の中は運だ」と考えると、努力をしなくなってしまうのでそれはそれで社会にとって問題となる。

だからこそ、学校や会社では「成功は努力で決まる」と教育している。

今までの成功は「運が良かった」これからの成功は「努力で決まる」と考えるべきだというのが、経済学者の考え方だという。

勝負を最後に決めるのは「運」!?

AさんとBさんの2人でマラソン競争した時、実力がある方がほぼ勝ちます。

しかし、競争相手がたくさんになった時はどうでしょうか?

トップ争いをする人も増え、実力は限りなく僅差になってくる。

すると、2人だけの時と比べ、実力だけではもはや決まりません。

体調や健康、追い風などの外的要因が優勝できるかどうかに大きく影響してくる。

上位のある一定のラインまでは実力だが、競争が厳しくなればなるほど、同じくらいの人たちがたくさんいるので、トップを最後に決めるのは運だということになります。


(一般的に、失敗した人は「運が悪い」、成功した人は「実力だ」と思いがちなのだそうです。)