マスクをしてたら口が臭くなる!?という話:ためしてガッテン【2021/06/02】

映画館で行われたある実験では、

マスクをつけない状態で、映画を30分間見ても全く口が開かなかった人が、

マスクをつけた状態だと、口が開いてしまう人が5人中3人いた。

(※ここでは、口元が見やすいように、透明なマスクを使用)

マスクをしていることで、気がゆるんでしまうのかもしれない。

口が開いた3人は、マスクをするようになってから口臭に悩んでいた。

毎日歯も磨いているというのに、なぜ臭くなるのか?

口臭測定器で測ってみると、

硫化水素(卵の腐ったような臭い)の量が多かった。

3人の中で、一番多い人は、数値が900を超えた。

口があいてしまうと、口呼吸になり、口の中が乾燥する。

すると、舌に生える苔「舌苔(ぜったい)」が増える。

舌の表面に白っぽいのが見える、これが「舌苔」。

私たちの舌の表面には、「舌乳頭」という突起が付いている。

そこに、食べ物のカスが残りがちで、細菌の繁殖が起こってしまう。

この細菌が出すのが硫化水素。

舌苔は、普通の人でもできるが、それを洗い流してくれているのが「唾液(だえき)」。

口が乾燥して、唾液が減ると、舌苔が増える。

ちなみに、口臭の原因は舌苔だけではないので注意。

舌苔対策で、オススメなのが「アメ」。

口臭に悩んでいた3人に、「1日3〜5個のアメを1週間なめる」という実験をしてみると、

最も硫化水素の量が多かった人の舌の表面が変わっているのが一目瞭然。

白い部分が減っているのがわかる。

なんと、硫化水素の量が911から18にまで減っていた。

アメを舐めることで、自然と口を閉じて鼻呼吸になる、さらに刺激で唾液が出て舌苔を除去してくれる。

虫歯予防のためにも「ノンシュガー」のアメがオススメ。