VRで練習すれば現実で時速165kmの球が打てるのか?という話:それって!?実際どうなの課【2020/08/19】

VRで練習すれば、現実で時速165kmの球が打てるのか?という話がありました。

部屋の対角線上に設置したセンサーで空間を認識。

VRセンサー

この範囲内にバーチャル空間を作り出す。

使用するハードウェアが、こちら。

HTC VIVE

挑戦するのは、芸人のあばれる君。

使用するソフトはこちら、「VR DREAM MATCH BASEBALL」。

VR DREAM MATCH BASEBALL

バーチャル空間に映し出されたスタジアムで、様々な球種を打ったりキャッチすることが可能。

このVRの野球ソフトで、ひたすら165km/h の球を打つ練習する。

打つ練習

そして、打てると思ったら、バッティングセンターへ行き、実際の165km/h を打てるか検証するという流れ。

ピッチャーから放たれた球は、たった 0.5秒でバッターの所へ届く。

ボールを投げる

実際のバッティングセンターと見比べても、そのスピードは、ほぼ変わらない。

最初は、スイングが遅れて球にかすりもしない。

立ち位置を後ろに修正して、振り遅れないようにする。

投げた瞬間と同時に振り出さないと間に合わない。

だんだん球のスピードに、体と目が慣れてきて、バットに当たりだし、ファウルボールが増えてくる。

ファウルボール

さらに、自分のタイミングよりもワンテンポ早めてバットを振ってみると、ヒットが出だした。

さらに、バットの軌道を意識すると、ホームランも打てるようになってきた。

ホームラン

飛距離は、なんと、551メートル!!!?

飛距離551m

タイミングとバットの軌道さえ合えば、VRは同じ場所にしか飛んでこない。

これでタイミングだけは掴める。

しかし、ここで懸念点が。

このVRでは、打った感触は再現出来ない、手応えを感じることができない。

リアルで打った時に、その衝撃に耐えられるかが分からない。

後は、押し負けないスイングを磨くだけ。

力むと変な力が入ってしまうので、変な力みさえ無ければ、ボールに対して最短距離のスイングで近づくはず。

そして、インパクトの瞬間に力を入れる。

7時間、バット(コントローラー)を振り続け、717スイング、安打数321本、ホームラン103本。

前人未到の4割4分7厘の記録達成。

しかし、これはあくまでも「VR」上での話。

上達したバッティングが、現実世界にも通用するのか?

バッティングセンターで試すことに。

バッティングセンターのカード
バッティングセンター

時速165kmをセットして開始。

時速165km

すると、VRで練習したせいか空振りはほとんどない。

ファウル

しかし、ファウルばかりでヒット性の当たりが、なかなか出ない。

そして、ついに15球目、時速165kmの球を打ち返すことができた。

VRで練習する価値はありそうだ。