「宇宙でオナラをしたらどうなるのか?」という疑問がありました。
細かく言うと、「宇宙船の中で」ですね。
日本科学未来館の館長で宇宙飛行士の毛利衛さんによると、
毛利さん「私は最初に宇宙に行ったときにお腹が張ってオナラをしましたが、しばらくしてとっても濃いニオイがしたのに驚かされました。」
とのこと。
いったいどうしてでしょうか?
毛利さん「宇宙には重さがないので、ニオイの部分がとどまっているのですが、じわ、じわ、じわとだんだん近づいてくるんですね。ですから、近づいてきたときにはすごく濃いニオイがします。重い空気と軽い空気が混じり合うのに時間がかかる。」
つまり、無重力空間なので、基本的にニオイはとどまっていいます。
しかし、宇宙船内の空調により、空気の流れでゆっくりとニオイが流れるといいます。
例えるなら、お風呂の中でオナラをして、顔の前に上がって来た時に似ているということです。