「お寿司のネタになる魚はオスとメスどっちなの?」という疑問がありました。
ネットでは、魚の種類によって、「オスの方が美味しい」「メスの方が美味しいと」、激しい論争が起きているそうです。
ネットの情報
回転寿司でよく食べられるネタを見てみると、
・サーモン
メスは卵に栄養を取られているからオスが美味しいなどと、オス派が多数。
・ブリ
春の産卵に備えてせっせと餌を食べているのでよく太り、脂もたっぷりとのってとても美味しい時期などと、メス派が多数。
・エビ
甘エビは小さい頃は全てオスで、途中からメスに変わり始める。オスとメスの中間のにあたる「間性」という時期が最も美味しいなど、性転換する時期。
・マグロ
マグロの性別については謎が多い。卵があればメスで、白子があればオス、外見では見分けがつかないなどという情報。
寿司屋情報
オスかメスかはこだわっていないというお寿司屋さんや、中にはネタによってはこだわっているという所もありました。
・甘エビ
ネットの情報通り、甘エビで、「間性」のエビが出回る9月頃の子を持たずに栄養を持ったエビが一番美味しい。
体が大きくなるまで栄養を蓄え、なおかつ卵に栄養を取られていない間性は、甘エビの中で最も美味しいのだという。
・タコ
メスは、筋繊維が細くて身が柔らかい。
オスは、吸盤の歯ごたえがある。
ちなみに、タコの性別は吸盤の違いで見分けがつく。縄張り争いをするオスは吸盤が大きく身がしっかりしている。縄張り争いをしないメスは吸盤が小さく身がやわらかいといいます。
・ブリ、マダイ、ヒラメ、カレイ
産卵期を基準にメスとオスを使い分ける。(※お寿司屋さんや、産地により違いがあります)
・マグロ
性別は卵が出てくるまでわからない。一日の漁獲量が決まっているので、オスとメスを見極めて仕入れることは難しい。
結論
一番重要なのはオスかメスかではない。
「捕り方」「締め方」「管理のされ方」という「鮮度」の3大要素が、魚の美味しさを決める第一条件。
オス、メスを気にするかは、お店の方針による。
ということでした。