アメリカ生まれの児童書「ドッグマン」。
主人公のドッグマンは、宿敵猫のピーティーが起こすおバカな事件をひらめきとユーモアで解決していくという話。
英語版と日本語版では、訳が違う箇所がいくつかあるといいます。
例えば、こちら。
直訳ではなく、日本の子どもにわかりやすく訳されています。
↓こちらも、単に訳すだけでなく、
「さよオナラ〜!」と、子どもにウケるように訳しています。
他にも・・・、
↓こちらは、盗まれたおもちゃの宝箱がどんな素材かをドッグマンが予想するシーン。
原文だと、「何でこの箱作られたと思う?」という質問に対する返事の
「Bark(樹皮・吠える)」がかかっているジョーク。
これをそのまま日本語に訳してもジョークにならないので、
盗まれた数を聞くようにして、「One ワン!」と答えるようにして、
日本の子どもたちにも、わかるようにしています。
このように、この本の翻訳者の中井さんは、韻を踏んだり、言葉遊びを大事にしているといいます。