こちらは、先月(2020年6月)8日、高速道路を走行中のトラックのドライブレコーダーで撮影されたもの。
前を走るトラックの荷台には、大量の板のような物が縦に積まれ、上を走る道路に届きそうな高さにまで達している。
すると、次の瞬間がこちら。
トラックの荷台から飛んできたのは、「畳」。
荷台から落下後、中央分離帯にぶつかり、回転しながら飛んできているのが分かる。
落下から衝突まで、わずか1秒ほど。
運転手の男性が恐怖の一瞬を語った。
一歩間違えれば、もしかしたらガラスを突き破って、後々から(事故を思い出し)怖くなったこともありますし、トラック乗りだすと手が震えるんですよ。(今でも)事故現場手前まで来るとアクセル踏めなくなるんですよ。足にちょっと力入らない。
男性は、幸いけがはなかったものの、事故から1カ月以上たった今でも手の震えが止まらないという。
畳がぶつかったフロントガラスは、広い範囲でひびが入ってしまっている。
さらには、ライトも壊れてしまっている。
その衝撃は、畳が建物の2階から落ちてくるほどのものだという。
今回は、畳の側面が当たったと思われるが、角の部分が当たったり、トラックではなく、衝突に弱い軽自動車などに当たっていた場合、ガラスを突き破ってけがをしていたおそれもある。
前を走っていたトラックの荷台部分は、木材の上にふたをするように畳が置かれていたという。
これが風圧を受ける中で、畳が「くの字」に折れ曲がってしまった。
そして、その下にあった畳が飛んできたという。