本来正しくない日本語にもかかわらず、近年多くの人が使ってしまっている・・・、
「ら抜き言葉」。
例えば、正しくは「食べられない」というべきところを
「ら」を抜いて、「食べれない」と言ってしまう日本語は、間違いなのです。
では、ここで問題
小学校5年生、国語の応用問題です。
日本語として本来正しくない「ら抜き言葉」はどれ?
A:日の出が見れる
B:自転車に乗れる
C:椅子に座れる
【さぁ、みんなで考えよう!】
正解はこちら!
Aの「日の出が見れる」が間違った使い方。
その理由は?
以下のサイトによると、
「~られる」という助動詞には、「受け身・自発・可能・尊敬」という四つの意味がある。
動詞の五段活用には 「可能」がない。
例:「書かない・書こう・書きます・書く・書くとき・書けば・書け」
そのため、鎌倉時代では、「書かるる(動詞+助動詞)」だった。
しかし、後の 室町時代では、「書ける(可能動詞)」が生まれた。
可能動詞は五段活用のみ有効で、それ以外の動詞では、「(動詞+助動詞)」のまま。
そのため、可能動詞と助動詞「〜られる」は混同されやすく、必要な「ら」が欠けることがある。
見分け方は?
「ら抜き言葉」かどうか確認したい動詞に「~よう」を付ける。
言い換えられれば、「ら抜き言葉」。
例:「見る→見よう」「着る→着よう」