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窓を閉めていても家の中に虫が入ってくる理由:ためしてガッテン【2020/09/30】

窓を閉めていても家の中に虫が入ってくる理由:ためしてガッテン【2020/09/30】

あるマンション宅内の照明のカバーを外して見てみると、

小さい虫がたくさんいた。


しかし、この家では、普段は必ず窓を締め切っていて、洗濯物を干すときなども 開けたらすぐ閉めているという。

さらに、窓や玄関付近に、虫除けグッズなども置かれていた。

それでも、家の中に虫が入ってきている。

この虫たちは、一体 どこから入ってくるのか?

別の 一軒家の窓で検証。

窓の上部のサッシに、監視カメラを設置して見てみると、

窓には小さい隙間があり、虫たちが自ら入ってくるのではなく、

なんと、そこから逃げ出そうとすらしている虫たちが、家の中に吸い込まれていた。

家に虫を吸い込む原因は、なにか?

実は、「換気扇」。

換気扇を回すと、玄関のドアが重くてなかなか開けられなかった という経験はないだろうか?

この原因は、「気圧の差」。

玄関付近の気圧を計測してみると、

外の気圧は、1000.9 ヘクトパスカル。

室内の気圧は、999.2 ヘクトパスカル。

換気扇をつけると、部屋の気圧が少し低くなっていた。

この時、玄関付近の空気の流れを調べてみると、

空気は気圧がより低い方へ流れる性質があった。

もし、こんな状態のまま帰宅して 玄関扉に蚊などの虫がいれば、重い玄関を開けた時に、虫は家の中に吸い込まれていく。

専門家の話によると、

同じ気圧差であれば隙間が細ければ細いほど気流が強くなり、虫を吸い込みやすくなる。サッシも老朽化して立て付けが悪くなってくると、どうしてもどこかに隙間ができてしまう。そういった隙間から虫が吸い込まれてしまう。

とのこと。

対策方法

では、どうすれば、「気圧の差」をなくすことができるのか?

換気扇をつけた時は、「給気口」を開く。

シックハウス症候群などを防ぐため、換気目的で付けられている。

換気扇を回していると、隙間から外気が吸い込まれていたが、

給気口を開けると、風が止まった。外との気圧の差が和らいだ。

もし、家に給気口がない場合は、窓で網戸をするか、

換気扇がある部屋と他の部屋のドアを開けて、密閉空間を広くし気圧の差を和らげるとよい。

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