骨の話です。
成人の骨は、通常206本あるが、その1つ1つが全て違う形をしている。
一番大きい骨は、太ももにある「大腿骨(だいたいこつ)」。
身長の約4分の1の長さがある。
逆に、一番小さい骨は、耳の鼓膜の奥にある「あぶみ骨」。
その大きさは、2〜3mm。
一方、生まれたばかりの乳児の骨は、300本以上あり、頭以外は「軟骨」だけでできている。
そこから成長するにしたがって、軟骨同士がくっついていって、より大きな骨になっていく。
男性は17〜18歳くらい、女性は15〜16歳くらいで、大体206本に落ち着く。
骨は、皮膚と同じように新陳代謝が行われている。
毎日古い骨が壊され、新しい骨が作られる。
これを「骨代謝(こつたいしゃ)」と呼ぶ。
1日に約1gずつ作り替えられ、約3〜4か月で完全に入れ替わる。
ところで、私たち人間とキリンの首の骨の数は同じで、「7つ」。
キリンの首の骨は、1つの大きさが28cm以上ある。
ちなみに、人間やキリンに限らず、哺乳類の首の骨の数は、「7本」と決まっている。