セミの話です。
依頼内容
突然ですが、皆さんは、ご存知ですか?
セミは人を刺します。
今から、およそ40年前、私が小学3年生の夏休み。セミを捕まえて指にとまらせたところ、セミは全く逃げず、とまったままだったので、そのまま遊んでいました。1時間くらいたった頃、指がチクチクするなと思い、視線を向けると、そのセミが私の指を刺して、チューチューと口元を動かしていたのです。あまりの驚きに手を振って、セミをはらいのけてしまいました。すぐに、その場で一緒に遊んでいた友達に話しても、「ウソやん」と信じてもらえませんでした。それ以降、この40年間、誰に話しても、ましてや、家族にすら、セミは人を刺すということを信じてもらえません。長年、誰にも信じてもらえない、私の体験を実証するために、私はセミに刺されたいです。私のプライドにかけて、とにかく刺されまくりたいです。よろしくお願いします。
調査開始
こちらは、昔、依頼者がセミに刺された時の絵。

くちばしみたいなものをしっかり。
しかし、そこを手で払ってしまった。
それが残念で、今回はとにかく刺されたい。

しかし、実は、依頼者は虫が苦手。
大泉緑地(大阪府堺市)で、クマゼミを捕りに行く。

木にとまっていたセミを網で捕まえ、

しばらく手でつかんで、

人差し指にセミをあてる。

セミは逃げずに、じっとしていると、
くちばしみたいなものを出し、人差し指にプスリと刺した。

依頼者は、痛がるが、しばらく我慢。
採血の時くらいの痛さだという。
セミは人を刺すのものなのか?
これを、専門家の生物ハンター「ヒロ」こと、中岡裕普さんに、聞いてみる。
セミは基本的に、本来、木にとまって、樹液を吸うが、
少し弱ってきている時は、とりあえず、しがみついたモノに対して、
なんとか栄養を補給しようとしているのではないか。
とのこと。
これだけでは、物足りないという依頼者。
室内へ移動し、100匹以上のセミを用意。

依頼者のいる囲いの中に、上からセミを入れる。

床に多数落ちる。

寝転んで、刺されやすくすると、何匹かに刺された。

よく見ると、アゴに産卵しようとしているセミもいた。

アゴを引くことによって、二重アゴの形になり、
それを樹皮の割れ目と勘違いしたのではないかという。
「セミは人を刺す」ということが証明できて、依頼者は満足そうだった。






