今ちまたで話題になっている広告がこちら。
女性が大胆に両腕を上げ、ポーズをとっているが、よく見てみると、ワキ毛がフッサフサ。
その内容は、「ファッションも生き方も好きに選べる私たちは、毛の剃り方だってもっと自由でいい」というもの。
これは、刃物を中心に製造・販売している「貝印株式会社」の広告。
なぜ、ワキ毛が生えた女性を広告に出したのか?
広報宣伝部によると、
剃ることも剃らないこともさまざまな価値観があるっていうことを知ってもらうことと、それと共にそれを自由に選べるようになってほしいという願いを込めてメッセージを出しました。
とのこと。
この広告について、街の人に聞いてみると・・・、
・ありのままの自分って感じで、なんかカッコイイですよね。
・正直いま結構多様性っていうか、ジェンダーレスみたいなことが尊重されている時代だと思うので、そういった意味ではすごく今の時代に合わせた良い広告かなって思います。
・あれは良いですね。そのまま見せられるっていうのがすごくオープンな感じがして、すてきだなって思いました。
などの意見。
この広告に対して、好意的な意見が多い中で、
ワキ毛を剃らない女性をどう思うか聞いてみると、
・ワキ毛は剃っていた方が良いんじゃないですか、女性は。剃ってない人がいないイメージなんで。(30代男性)
・良いか悪いかで言ったら良くはないですね。清潔感ですかね、やっぱ。毛があると清潔感があんまり無いのかなとは思いますね。(10代男性)
他の男性に聞いても、これと似たような意見も多い。
一方、ワキ毛を生やす女性に対し好意的だった女性たちに、自身について聞いてみると、
・どっちかというと人に見られるの嫌って思うんですけど、自分的にも生えていると「あー、なんか嫌だな」って思っちゃうので、私は(処理を)やります。見た目的にもそうですし、ツルツルな肌の方が自分は好きなので(20代女性)
・人に見られるとやっぱり恥ずかしいなと思っちゃうので、タンクトップとかまだ着られないです。(10代女性)
・「女性は生えてない」みたいなイメージがある、やった方がいいかな、みたいな。毛があって良いことあんまり無い。毛がない方が清潔感があるっていうふうに思う。(10代女性)
実際、女性で、ワキ毛を伸ばす人は少ない。
女性は、いつの時代からワキ毛を処理するようになったのか?
日本スキン・エステティック協会によると、
1960年代ごろ、洋装ファッションの流行や、女性の社会進出などにより、身だしなみの一環として一般的になったという。