コロナ禍で、「夫源病」に悩まされる妻たちが増えているという。
めまいや頭痛、呼吸困難まで引き起こす「夫源病」。
一体なぜかかってしまうのか?
以下は、結婚しているある女性の話。
普段から在宅ワークをしていた女性。
2020年4月、新型コロナによる緊急事態宣言が出たあと、夫も在宅ワークになった。
結婚30年で初めて、夫婦そろっての在宅ワーク。
リビングのテーブル上で、対角にパソコンを置いて仕事をしていた2人。
ある時、妻の体に異変が起きた。
5月のGW明けぐらいから、激しい動悸や頭痛が起きるようになり、クリニックを受診。
そこで、「夫源病」たと告げられた女性。
夫源病とは?
夫と長時間共にいる事により、夫の行動や言動に妻がストレスを感じ、心身に起こる様々な不調。
正式名称は「自立神経失調症」で、放置すれば心筋梗塞など命に関わる危険もあるという。
夫のどんな行動が妻のストレスになったのか?
夫が仕事中、いつも流していた「オフコースのBGM」が原因ではないかと医師に指摘された。
しかし、オフコースは妻も好きなアーティストだったのになぜ?
好き嫌いの問題ではなく、あなたのタイミングではないかと医師はいう。
あくまで自分のタイミングで聞きたい音量や、今聞きたい、今は静かにしたい、そういうものが崩れてしまっているという。
それが知らず知らずのうちに、大きなストレスになっていた。
医師のアドバイスで、仕事場所を移動し、夫と距離をとった。
すると、症状は改善。
今では、3食の食事の時以外は、お互い離れて好き勝手しているという。
本来であれば、定年になって夫婦が向き合う世代に多かったのが、コロナの影響でステイホームになり、若年化しているのではないかとい医師の話もあった。
「夫源病」は一体どんな人がなりやすいのか?
以下は、夫源病の危険度チェックリスト。
あなたは、何個当てはまりますか?
【1】井戸端会議で家庭のことを話すのが苦手
【2】テイクアウトの料理・冷凍食品を出すことに罪悪感がある
【3】最後に人前で泣いたのが何時か思い出せない
【4】「良妻賢母」という言葉に憧れる
【5】家族や友だちから「気にしすぎ」とよく言われる
この5つのうち、3個以上当てはまったら危険度大。
それぞれ、以下のような理由で危険。
【1】井戸端会議で家庭のことを話すのが苦手
→ 他人に愚痴を言えない
【2】テイクアウトの料理・冷凍食品を出すことに罪悪感がある
→ 完璧主義・手抜きが苦手
【3】最後に人前で泣いたのが何時か思い出せない
→ 感情を表に出さない
【4】「良妻賢母」という言葉に憧れる
→ 自分のルールに縛られて追い詰められる
【5】家族や友だちから「気にしすぎ」とよく言われる
→ 気分転換が苦手
悪化する前に、医師がオススメする”夫源病”対策とは?
【ステップ1】「イヤなことはイヤ」と言う
【ステップ2】夫に縛られない”自分ひとり”の時間を作る
【ステップ3】我慢出来なくなったら思い切って家を出る!旅行に行く・実家に帰省などして、2〜3日家をあける”プチ別居”がおすすめ