ポップコーンを作る時の話です。
依頼内容
私が最近モヤモヤしていることを解決してください。そのモヤモヤの原因は、火にかけるだけで簡単に作ることができるポップコーンです。何回作ってもはじけきらない種が残ってしまいます。今までの最高記録は2.5粒残り、食べている時、はじけきらない種を見つけると、ポップコーンに負けたという敗北感でいっぱいになるのです。「ナイトスクープ」ならなんとかしてくれると重い、依頼することを主人に伝えると、「それは無理でしょう」と一言。私の主人は山口県出身、「ナイトスクープ」のすごさをいまいち理解していないのです。それにも腹が立ちます。そこでお願いです。1粒の種も残さずポップコーンを作るお手伝いをしてください。そして、主人に「探偵!ナイトスクープ」のすごさを分からせてください。よろしくお願い致します。
調査開始
こちらが、その「ジャズポップコーン」という商品。
たくさん用意している。
これを依頼者が、ガスコンロで炙ってみる。
容器の上部が膨れた。
中身は、こんな感じに、できあがった。
これを食べていくと、今回は、種が9粒残った。
種を残さず はじけさせるには、どうすればよいか?
販売元の有限会社クローバーの社長に、作る時のコツを聞いてみる。
出来上がりが近くなってきたら、炎から少し遠ざける。
10cmぐらい炎から遠ざけて、予熱で温める。
これを依頼者が実践するも、種は4つ残ってしまった。
ここから、科学的にアプローチしてみる。
ここで、福岡 亮治 先生 (大阪成蹊大学 准教授) 登場。
焼く前半から縦揺れさせると、常に種が下にいる状態になると、アドバイスを受ける。
(このブログでも、過去にも似たような記事があった。)
先生が、縦揺れを実践してみる。
まずは、卵焼きを作るように、手でもう片方の手首を叩いて揺らす。
しかし、ずっと人力で叩き続けるのは大変なので、マッサージ機を用意。
マッサージ機を手首にあてて振動させる。
すると、全部残らずポップコーンをはじけさせることに成功した。