長距離のクロールを泳ぐ時はS字で水をかくといいらしい

↓クロールで水をかくとき、腕をS 字でかく方が良い時があるそうです。

競泳自由形のクロールで中長距離をより速く泳ぐには、プールの中で腕をS字状に動かして水をかく方が、まっすぐI字状に水をかくより有利だとわかった、と筑波大や東京工業大などのチームが発表した。短距離なら逆にI字が有利になるという。流体力学的な解析でメカニズムの違いを解明。最適な泳法を身につけるトレーニングに応用が期待できるという。
 
I字の場合、水をかいたのと逆方向に体を推し進める力がそのまま直線状に働いていた。一方、指先が曲線を描くS字では、水をかく向きが変わる瞬間に手首の周りに渦ができる影響で、体を前に進める力がさらに加わっていた。このため、S字の方が効率よく推進力が得られるという。
 
ただ、人間の筋力ではS字の方が回転速度をあげにくい。50メートル程度の短距離なら、効率を犠牲にしてI字で回転速度を上げた方がタイムがよくなるという。高木教授は「両者の特性を考慮して、距離の長短などに応じて選ぶのがよいのではないか」と話す。

腕をS字に動かして水をかくなんて考えもしませんでした、ひたすらI字で回転を速くすればいいと思っていました。

↓この亀のように。

S字で動かすのは、水中で平泳ぎも少し入っているようにも見えますね。

ところで、自由形って、「クロール」と「平泳ぎ」と「バタフライ」と「背泳ぎ」以外も泳いでいいのかな?、ちょっと調べてみた。

自由形のルール
・審判長の笛の合図の後、スタート台に乗り、静止。出発合図員の「Take your marks...(日本では「よーい」)」で構えたあとは号砲まで静止しなければならない。号砲までに動作をおこした場合、失格となる。
 
・号砲後飛び込み、プールの壁(端)まで自分のレーン以外のところに行ったりコースロープに触れたり、プールの底を歩いたり蹴ったりしなければどのような泳法でも可(立つだけなら失格とはならない)。
ただし、スタート後及びターン後の潜水は壁から15メートルまでとされ、それ以外の競技中は体の一部が水面上に出ていなければならない。そのため、全く泳ぎ方に制限がないわけではない。

極端な話、鼻だけ水面から出すとかでもいいんですね。

クロールと平泳ぎを合体させた泳ぎ方とかしたらおもしろいかもしれない。