太洋塗料の「マスキングカラー」が話題:ガイアの夜明け

世界が驚く不思議なペンが話題です。

ある人気のカフェのガラスには、色とりどりの絵が、手描きで描かれています。

なんと、この絵、簡単にはがせて再び貼ることもできます。

使っていたのは、こちらのペン「マスキングカラー」。
ラインナップは全部で20色。
魔法のペンと呼ばれ今大人気となっています。

はがして再び貼れるペンを生んだ町工場「大洋塗料」。
1995年の創業以来、一貫して業務用の塗料を作ってきました。

主力商品は、道路のライン用塗料などですが、公共事業の削減などにより厳しい経営が続いていました。

そして、特殊なペンの元になったのがこちら、

元々は、金属部品などを運搬する時に、傷がつくのを防ぐためのもの。

部品に塗って乾かすと、まるでフィルムのようになります。
そして簡単にはがすことができるのです。

通常の塗料は、壁面と塗料の表面が分子同士で引き合うため、はがれません。


しかし、はがせる塗料は、分子のくっつく力を調節し弱めているため、力を加えるとはがすことができるのです。



はがれる特長を活かし、新たに開発したのが、ペンタイプで誰でも使いやすい形にした魔法のペン(マスキングカラー)だったのです。

この商品は大洋塗料初の一般消費者向けとして販売されました。すると2万本も出荷しました。

外国人の反応を見ると、海外に向けて販売するには、「ネオンカラー(蛍光色)」が好まれることがわかりました。

そして、4色の蛍光色ができました。

従来の色よりも、明るく鮮やかな蛍光色ができました。