東山動植物園の遊園地で一度に2つの事故が起こった話

名古屋市の東山動植物園の遊園地で一度に2つの事故が起きたそうです。

スロープシューターで追突事故

21日午後3時ごろ、
名古屋市千種区の東山動植物園内の遊園地で、スロープを滑走する乗り物の追突事故があり、30代の女性が腰に違和感を訴えた。他に乗っていた60代の男性と小学生の男の子3人にけがはなかった。
遊園地を運営する東山公園協会によると、事故があったのは、スロープシューターと呼ばれる、約30メートルの高さから約40メートルの坂道を滑走する遊具。
左カーブで60代男性と孫が乗っていた1台が停止。後続の30代女性と息子が乗った車両が接触して停止したところに男の子が乗った3台目が追突した。

観覧車の扉を閉めず一周

さらに21日午後3時半ごろ、
女子小学生ら子供4人が乗った大観覧車(高さ36メートル)のゴンドラの扉が開いたまま1周するトラブルがあった。
4人にけがはなかった。扉が開いたままになっていることに地上にいた母親が気付き、停止を求めたが、女性アルバイト2人は「止められない」と聞き入れなかったという。
従業員は「ほかの乗客に迷惑がかかる」と判断。
観覧車を止めたり、扉を閉めたりするなどの対応をせず、そのまま1周(約7分)させたという。
 
東山動植物園は当面の間、遊園地の営業を見合わせることを決めた。





遊園地で、一度に2つもの事故が起きるというのは、日頃から遊具の整備やマニュアルで、いろいろ不備があったのではないかと疑ってしまいますね。

命が関わるところで、アルバイト作業員の勝手な判断が入ってくるのも危険だと感じました。

常識で考えればわかることでも、アルバイトでは判断がつかないことがあるということが今回の件でわかります。

小さい子が乗っていればどんな動きをするか予想もつかないので、ゴンドラの扉が開いたまま高い地点に行ってしまうという状況は考えられませんね。

子供の危機に気づいても、地上から見上げて、見守ることしかできない母親がどんな気持ちだったかと考えるととても気の毒です。

でも、何ごともなく無事でよかったですね。