富士山を登っている時、日本人が何枚か服を着込んでいるのに対し、短パンにTシャツという薄着で登っている外国人の方を見かけたりします。
同じような体格なのに、なぜこんなにも寒さの耐性に差があるのでしょうか?
寒がりの差の違いは3つ
・筋肉の量
・脂肪の量
・お肉をよく食べるかどうか
筋肉の量
人間は筋肉を動かすことによって、熱を作り出すため、筋肉の量が少ない人ほど寒がりになる。
脂肪の量
脂肪は断熱材のように体の熱を閉じ込めるため、脂肪の量が少ない人ほど寒がりになる。
お肉をよく食べるかどうか
お肉はタンパク質が多い、このタンパク質は熱を作りやすくする、多く作り出すという働きがある。
豆類にもタンパク質は含まれていますが、お肉の方がより熱を作りやすい。
それは、お肉にはビタミン類が多く含まれているから。
タンパク質とビタミンが結びつくと、より多くの熱を作り出すことができる。
野菜とお肉を食べた時の差
野菜を食べた時と、お肉を食べた時で、作り出す熱の量にどれだけの差があるかを実験しました。
食前・食後の表面温度の差を比較しました。
野菜を食べる前と後ではさほど表面温度に変化はありません。
一方、お肉を食べる前と後では表面温度に差が出ました。主に上半身に大きく差が出ています。
お肉の中でも、鶏肉や豚肉のタンパク質が15%に対して、牛肉は20%とタンパク質の量が多い。
寒がりの人は赤っぽいお肉を食べるとよい。馬肉や羊肉などもオススメ。
体操選手は寒がり?
体操選手のような筋肉の量がたくさんある人でも、脂肪の量が少ないと、
熱は作り出すことはできても、貯めておくことができないので、寒がりになってしまうことが多い。
上手く筋肉に脂肪を取り込むような食生活を送ると良いらしいです。
(牛肉でいうところの霜降りってことかな?)