兵庫県西宮市教育委員会が、「子どもの食物アレルギー情報」と「学校給食の献立」を「データベース化」。
児童・生徒ごとに「食べられないメニュー」が一目でわかるシステムを開発。
・学校側が、児童の「アレルギー情報」を登録する。
・市教委側が、給食の「原材料情報」を登録する。
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登録されたデータを元に献立を作成。
児童ごとの献立表を印刷すると、食べられないメニューが自動的に網掛けされる。
以前、給食でアレルギー問題があった
・卵入りのレアチーズケーキ
・牛乳入りのスープ
数人が救急搬送されたという事例があった。
チェックシートを導入していた。
2014年度から全小中学校で、チェックシートを導入。
・保護者が「献立表」と「原材料」の一覧を見て、シートに「☓」や「除」などを記入する。
・担任や栄養教諭がシートを確認し、給食を出している。
このチェックシートで問題があったわけではありませんが、アナログで担任への負担が大きかった。
他の地域でも試行錯誤
他の地域でも様々な対応をしている。
・アレルギーがある児童が使う「トレーや食器の色」をほかの児童と変えている。
・専用調理室を設け、食物アレルギー物質を抜いた「除去食」や「代替食」を作っている。
アレルギーが起こる原因
・原因としては「過度の衛生環境」が関係しているという仮設や、「食の欧米化」などがあげられている。
・発祥するメカニズムは、卵・牛乳などのタンパク質が十分に分解されず、体に吸収してしまったときに、体が「アレルギー反応」を起こしてしまう。
・乳幼児に多いのは消化器官がまだ完全ではないため。
このシステムに対する医師のコメント
・食物アレルギーを持つ児童の数は以前と比べて、3倍に増えたというデータもある。
・アナフィラキシーショックを起こすと命にかかわることもある。
・食物アレルギーのリスク、保護者や教員の手間を考えると、2700万円の開発費は決して高くない。
・コンピューターと人の目のダブルチェックで誤食を防げるようになる。
感想
データ化するのは一目瞭然でいいと思います。
ただ、コンピューターと人のダブルチェックというと聞こえはいいですが、
登録する部分、網掛けされた献立表を見るのは、機械ではなく人なので、そういうところでのミスを極力なくしたいですね。