日本では、↓このようなつなげるための部品を「千切り(ちぎり)」といいます。

そして、この千切りを半分にした時の台形の部分を「アリの頭」に似ていることから「蟻(あり)」といいます。
この「蟻」を使って、クギや接着剤もなしに、木材同士をつなげることができます。

では、↓こちらのような部品を補修する時はどのように千切りを使うのでしょうか?

フランスの大工・家具職人の方の場合、↑このように外側に「蟻」を付けるのではないかと考えました。
しかし、日本の宮大工歴60年の佐藤保治さん(78) の手法は違いました。なんと内側に蟻を付けるというのです。
木の内側にこの蟻をはめこむのは一見不可能に思えます。

そこで、はめこむ部分のサイドに蟻の入る穴を開けて、

スライドさせて蟻を入れて、

その後、開けていた穴を塞ぐという手法を使います。



次に、「はめ込む木材」にも工夫があります。
二つの場所に穴を開けるだけではうまく入りません。

そこで穴の入口を斜め45度に削ります。


すると、二つの穴を両方通って穴の奥へ入ります。



後は、蟻を横穴の方向へ押せば完成。










