登山客が殺到している大人気の山があるといいます。
標高1125m、大阪府と奈良県の境にある「金剛山」。
大阪府を取り巻く山の中では最も高い山です。
朝の早い時間帯にもかかわらず、既にその山に登頂している人達がいました。
そして、午前5時ちょうどの時報の音が「ポーン」となると、なぜか皆がある方向をに向かってポーズを取り静止しました。
そして、その後は何ごともなかったかのように散らばって行きました。
同じような光景は、午前6時になっても午前8時になっても見られ、皆同じ方向を見てフリーズ。
彼らの視線の先にあったのは「ライブカメラ」。
1時間おきに静止画が撮影され、写真は随時ホームページにアップされます。
そもそもこのライブカメラは、変わりやすい山の天候を目で確認できるように設置されたのですが、今では、家族とか家でみている人へのメッセージボードとして利用する人も多くなったといいます。
ほぼ毎日この山を登る、ある老人夫婦は、離れて暮らす息子さんやお孫さんへ、このカメラを使って元気な姿を届けているといいます。