大豆たっぷりの「こだわり」豆腐や、スーパーなどで売られている「お手頃価格」の豆腐、すべて同じ「とうふ」と表記されていますが、その違いを明記させようという議論があるそうです。
そもそも、「とうふ」とは、80%が水分で大豆は約12%、残り8%は、にがりなどの凝固剤でできています。
この大豆の使用量が、今回のとうふの定義の重要なポイント。
とうふの定義作りをしている「全国豆腐連合会」の委員会によると、それぞれの商品に表示する案を検討中だということです。
ちなみに、現在のとうふには大豆の使用量などは明記されていません。
しかし、なぜ明確に定義付けをしようと思ったのでしょうか?
全豆連「もともと、とうふは水と大豆と凝固剤だけだったものが、いろんなバラエティーに富んだ『とうふ』が出てきた。これを消費者に分かりやすくきちんと定義分けをして、買う時に選んでいただこうということ」
また、大豆を多く使用している「とうふ」と、そうでないものを区別し、適正な価格設定を目指すとしています。
この定義付け、街の人の意見は?
ある豆腐店によると、
濃いとうふの方が必ずおいしいというわけではないが、栄養価は濃い方が明らかに多く、消費者は選びやすくなるのではないか。
としています。
今後の流れとしては、
全国の豆腐業者へ説明
↓
識者、消費者などと協議
↓
消費者庁へ申請
↓
2019年3月末までに認定、告示を目指す。
早くても、2021年以降 に、パッケージに表示され店頭に並ぶことになりそうです。