テレビやニュースなどでは、与党自民党の「暴言」や「失言」が相次いで話題になっています。
ちなみに、暴言などの意味は↓こうです。
「暴言」・・・礼を失した乱暴なことば
「失言」・・・言ってはいけないことを不注意で言ってしまうこと
「放言」・・・思うままに言い散らすこと、また無責任な発言
意味はよく似ているが、共通していえるのは、「言ってはいけない」ということ。
日本人は暴言が少ない?
日本では、暴言が多いように見えますが、世界的に見てみると、
日本語の語彙はきわめて豊富で絶えず増加しつつあるが、悪口雑言の言葉が少ないということは立派なことである。(バジル・ホール・チェンバレン)
と言われていて、一方で日本語は暴言が苦手かのようにも言われています。
「くそ」「ばか」の言葉を見ても、ドイツ語や英語では数多くのレパートリーがあります。
ではなぜ、日本語には悪口が少ないのか?
欧米や中国・韓国などでは、罵り合う「対立」の文化に対して、日本は人に合わせる「和」の文化、しかしその反面で陰口は多い。
世界の暴言を取り締まる人
世界の暴言を取り締まる人がいるそうです。それはテニスの国際審判員。
たくさんの国の選手がいるので、自国語で悪口を言った時に、それが聞き取れなければいけないためです。
↓こちらは、各国の代表的な暴言をまとめた資料。
「swear words(罵る言葉)」
日本語では「ksotare(くそたれ)」「baka(ばか)」などがあるが、他の国に比べて数は少ない。
もし、この資料に無い暴言があれば、各地域の国際審判員に直接聞くということです。
ちなみに、テニスでいうと「このハゲー」というような、容姿に関する暴言は完全にアウトで、国際ルールに照らし合わせると確実に罰金を取られ、
その一方で、「ちーがーうーだーろぉー!」のような、審判の判断に異を唱えることは許され、強い言い方でも選手の心情が考慮されるそうです。