AKB48グループの衣装が置いてある部屋にはたくさんの服がありました。
その数なんと約6000着、これでも全体の3分の1なのだそうです。
そんな衣装の戦略を衣装担当の方が説明していました。
・メインのイメージでデザインを変える。
→センターが指原さんだと明るくてコミカルな感じにしているなど。
・メンバーの要望を聞く。
→似たよう衣装だが一つ一つの細かい部分が違ったりする。
そんなAKBの衣装にみるヒットの戦略には3つあるといいます。
身近に感じさせる
・制服で「近所の女子」感を出す。
→共感が得られるように。
制服をかわいくアレンジした衣装。
・規則の範囲内で「反抗」を表現。
ティーン特有の「反抗心」や「葛藤」を表した「シャツの着せ方」。
→ボタンを掛け違いに着る。
・人の印象に残る「違和感」を出す。
→制服にブーツなど。
飽きさせないための工夫
親近感・違和感・サプライズ。
・何度も見たいと思わせる。
→一瞬で衣装替えなど。
・新たな衣装を発信し続ける。
→アイドルは目で楽しむもの。
・偉大な先人の逆を行く。
→おニャン子クラブは「私服系」、AKBは「制服系」。
・カメラ映えを考え、顔の回りを華やかに。
→アップになった時のために顔の回りに小物を用意したりする。
・ステージ用は大きめで見分けやすい小物を用意。
→推しメンがどこにいるか分かるように。
・キャラや髪型に合わせて小物を変える。
→ショートカットにはリボンなど。
メンバーの内面を育てる
・名前入りで「自分の衣装」感を強調。
→衣装は先輩のお下がりも多いが、選抜に勝ち上がると自分専用の衣装が着れる。
・コンプレックスを魅力にして自信を持たせる。
→お尻が大きいのを、かわいいベルトを付けてアピールポイントに変えるなど。
・アピールポイントを伸ばす。
→肩を出し袖を垂らして、大人っぽさをさらに際立たせるなど。