バスの扉が開く時などに鳴る「プシュー」っという音。
一見、扉の開閉の音と勘違いしてしまいますが、
実は、運転手がブレーキペダルから足を離した時に発生する音なんだそうです。
普通乗用車のブレーキの場合、足で踏む力に油圧を加え、タイヤの内側から制動をかける構造。
それに対し、バスなどの大型車は、車体が重く強力なブレーキが必要なため、エアブレーキと呼ばれる空気圧を使ったブレーキを採用。
ブレーキを踏んだ時、圧縮した空気が送り込まれ、乗用車の何倍もの力でタイヤの回転を止めているのです。
ブレーキから足を離した時、その溜まった空気が外に排出される、それが「プシュー」という音の正体だったのです。