「日本人総マリオネット論」という、
タレントの伊集院光さんの持論がおもしろいです。
評価サイト
「グルメサイト」や「商品サイト」や「サービス紹介サイト」
食べログ、ぐるなび、Amazon、映画、お医者さん などの
「評価サイト」を使い続けていると少しずつ侵食されていく。
自分の感覚すら疑っちゃう
自分でおいしいと思った飲食店の評判をグルメサイトで見て、そんなに評価が高くなかった場合、
・もしかして、実は、あまりおいしくなかったのではないか?
・評価が低い店をいいと思った自分が恥ずかしい
と思うようになる。
ネットサイトの評価を気にするあまり、自分の感覚を評価に合わせようとし始める。
これは、数字の魔力で、評価病みたいなものに陥り、評価に操られていくと、自分が怪しくなる。
お店側も評価サイトのマリオネット
例えば、七色のコラーゲンボールを鍋に入れている飲食店がある。
「これはおいしいんですか?」と聞くと、「おいしくはないんだけども、インスタ映えするでしょう?」と答えた。
高評価の店「なのに」現象
評価が高すぎると逆に人は無意識に、粗探しを始めて悪い所に目がいってしまう
例えば、有名な絵画に似せて稚拙な絵で描くと「似ている」と言ってもらえるが、
かなり精巧に似せて描くと「ここが違う」と、細かいところまで見て違いを探しだされる。
逆に低評価なところを狙ってみる
あえて、5点満点のところ1点台のお店を狙う。
例えば、低評価の宿に泊まってひどいことが起きた時、人はどう思うか?
「そうこなくっちゃ」と思う。むしろノートラブルだとがっかりするくらい。
逆に、5点満点のホテルのフロントが少しでもモタモタしている時、がっかりする。
アトラクション
知らないで入ってお化けがでる物件は嫌だけど、
ホーンテッドマンションでお化けが出なかったら嫌だ。
人間はなぜ「怒り」「ストレス」を溜めるのか?
「怒り」「ストレス」は「期待の裏切り」から始まる。
自分が勝手につけた基準が高くなると、それにかけた分が全部ストレスや怒りに変わる。
なので、
「何でも低評価から入れば人生は楽しめる」
という話でした。