平成12年に日本で16年ぶりに新しく発行された紙幣「2千円札」。
当時の小渕元首相の指示で、九州・沖縄サミットを記念して発行されました。
発行後は目新しさもあり、両替依頼が殺到し大きな話題になりました。
多い時で約5億枚(1兆円)流通したといわれますが最近見かけません。
その後どうなったのでしょうか?
2千円の表面に描かれているのは、沖縄の首里城にある守礼門。
裏側には、源氏物語(冷泉院・光源氏)と紫式部が描かれていて、世界に誇る日本の文学作品として採用されました。
沖縄にあるお店で買い物をすると、お釣りの中に2千円札がありました。
店員さんに話を聞いてみると「普段から利用している」とのこと。
沖縄ではレジにお釣りとして2千円札が常備されているという話でした。
次に、銀行のATMに行ってみると、こちらでも2千円札が出てきました。
引き出しの際に「2千円札不要ボタン」を押さなければ、2千円札が優先して出金されます。
この2千円札が全国的に広まらなかったのは、5千円札と大きさや色合いが似ていて間違えやすかったことが理由の1つとも言われています。