都心から羽田空港まで直通に!?「鉄道6路線」構想の話:あさチャン!【2018/02/07】

東京都心の交通が大きく変わるかもしれません。

東京駅や新宿駅から羽田空港までが、現在の半分ほどの時間で、しかも乗り換えなしで、直通運転に!?

近い将来そんな新たな鉄道が誕生するかもしれません。

小池都知事が建設に向けて本格検討作業に入った、鉄道6路線の新設計画とは?


先月(2018年1月)、東京都は地下鉄やモノレールの路線を延ばすための基金の立ち上げを決め、首都圏の「鉄道6路線」の建設に向けた検討を本格化させました。

有楽町線

検討されている1つ目の路線は、「有楽町線」。

豊洲 〜 住吉へ延長し、半蔵門線に接続することで東京スカイツリーがある押上など、東京都東部の観光地に行きやすくなります。

大江戸線

両国などから光が丘駅まで延びる大江戸線も、新たに大泉学園町駅を作り埼玉方面へ延伸。東所沢まで延ばす案もあり、実現すると埼玉から六本木などの都心部も乗換なしで一本でつながります。

多摩都市モノレール線【2線】

多摩都市モノレール線の延伸も検討されています。

・上北台と箱根ヶ崎の区間
・多摩センターと町田の区間 (多摩センター駅 〜 八王子駅)

新空港線(蒲蒲線)

東急の蒲田駅と羽田空港に直結する京急蒲田駅をつなぎます。これにより解消されるのが乗り換え時間です。東急と京急の蒲田駅間は、約800m。現在乗客は外を歩いて移動しています。実際に歩いてみると約10分ほどかかります。駅がつながるとこの時間が解消されスムーズに乗り換えることができます。

羽田空港アクセス線

現在、羽田空港から新宿・渋谷方面に行く場合は、京浜急行に乗って品川駅に、もしくは東京モノレールに乗って浜松町駅まで行き、そこから山手線に乗り換えます。

東京や上野方面に行く場合も同じように乗り換えます。

新木場などの千葉方面に向かう場合、東京モノレールで天王洲アイル駅まで行って、りんかい線に乗り換えます。

このように、どこに行くにも乗り換えが必要になってきます。

そこで、新たに3つの路線(新宿方面の西山手ルート、東京方面の東山手ルート、新木場方面の臨海部ルート)が加わると、羽田空港から都心部まで乗換なしで行けるようになります。

新宿 〜 羽田空港まで40分かかっているところが、約23分。

東京 〜 羽田空港まで30分かかっているところが、約18分。

新木場 〜 羽田空港まで41分かかっているところが、約20分。

いつ整備されるのか?

・既存の休止路線を一部活用し整備するので、早期整備が可能。
・2030年ごろの開通に向けて検討するべき路線

ということです。