日本人から見たら、綺麗にかけているのかも分からない「アラビア文字」。
実際に、上手い下手はあるのでしょうか?
サウジアラビア出身の人に話を聞いてみると、
上手い下手はありますよ。完全に読めない文字の人もいれば、キレイな絵みたいな人もいる。
とのこと。
↓こちらは、全部、別の人が書いた「シュクラン(ありがとう)」という同じ文字。
見比べてみても、日本人には違いがよくわからない。
そこで、日本アラビア書道協会 会長の本田さんに話を聞いてみると、
アラビア文字は1000年以上の歴史を持ち、日本の書道と同様、線の美しさを追求する書道。
アラビア文字の上手い下手は、「線と線とのバランス」です。
とのこと。
↓こちらにあるピンクの四角のマークは、筆を置いたときにできる点。
例えば、矢印の部分は、「3つ分じゃないとダメですよ」っという意味になる。
それぐらい厳格に決められている。
他にも、↓こちらの「アリフ」という文字は、ただの縦線のように見えますが、5度ほど右に傾いているのが美しい基準。
このように、アラビア文字には上手い下手があり、アラビア書道には厳格な上手さの基準があったのです。