【京都市】まるで飛び地!?ホームレスらの支援施設の話:あさチャン!【2019/01/21】

京都市が設置を計画しているホームレスらの支援施設の建設を巡って、隣接する向日市の住民が猛反発しています。

なぜ、隣の市の住民が怒っているのでしょうか?

2つの市の位置関係は↓こちら。

施設の建設予定地が↓こちら。

2つの市の境界線があり、京都市に建設予定地が構えられていますが、入所者の生活圏は向日市側になるということです。

建設が予定されているのは、ホームレスや、生活困窮の高齢者、刑務所から出所した人などを支援する定員100人の福祉施設です。

向日市民の怒りの理由は立地にありました。

建設を予定しているのは、高速道路の脇の一角。

一見、問題はなさそうですが、そこは京都市と向日市の市境。

しかも、京都市とは道路で隔たれています。

現場の高速道路は高架になっていて、京都市と隔てる壁のようになっています。

まるで、飛び地のような場所です。

最寄り駅は、向日市側に徒歩20分の阪急西向日駅。

スーパーもコンビニも近いのは向日市側。

施設は基本的に外出は自由なので、入所者の生活圏は主に向日市になるといいます。

周辺は、京都市側は田畑や工場が広がっていますが、向日市側は住宅地。小学校や家電量販店も近くにあります。

今回新たに建設される施設は、京都駅近くにある施設(京都市中央保護所)が老朽化などにより廃止されるため、事実上、向日市近くに移転してくる形になっています。

京都市中央保護所の施設長によると、

施設では障害や疾病を抱えた人が増えてきています。約25年前に建てられバリアフリーではないため、入所を断るケースもあった。
しかし、新たな建設でそういった方も受け入れが可能になっていく。

という話もありました。